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なぜ、「さいたま市」は少子化なのに人口が増え続けるのか?

こんにちは。いろはの竹内です。

 

私、竹内謙礼の「新刊」のお知らせです!!

 

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このタイトルを見て、多くの人が、

「は?」

と思ったのではないでしょうか?

 

「なぜ、経営コンサルタントが、市町村の本を書いたの?」

「なぜ、千葉県民の竹内さんが、さいたま市の本を書いたの?」

 

まずは、この2つの疑問を丁寧に解説しないと、

話が始まらないですよね(笑)

 

ということで、この少子化の時代に、

子どもの人口増加率が8年連続で「1位」のさいたま市から学ぶ、

企業の「集客」と「ブランディング戦略」について、

少しだけ語らせていただければと思います!

 

【新刊です】竹内謙礼の“異色”のビジネス書!
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今、人気急上昇中の「さいたま市」の秘密に迫る!

関東在住の人でも、かなり衝撃的な話になると思うんですが、

埼玉県さいたま市にある「大宮駅」は、

恵比寿(4位)や渋谷(9位)を抑えて、

 

首都圏の「住みたい街ランキング」で、なんと3位なんですね。
https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/sumai_nyumon/data/sumimachi2023syutoken_eki/

 

他にも、

・人口増加率/全国2位
・0~14歳の転入超過数/8年連続1位
・政令指定都市幸福度ランキング/3位
・中学生の英語力/全国1位
・サラリーマン世帯収入/政令指定都市1位

 

などなど、国内でもぶっちぎりで急成長している、

めちゃくちゃ優秀な地方自治体だったりするんです。

https://www.city.saitama.jp/iijan/nobinobi/post/005.html

 

30年以上も昔の話になりますが、

実家のある千葉県内から埼玉県内の大学に進学した際、

現在のさいたま市の元となっている、旧大宮市や旧浦和市に遊びに行ったときに、

当時学生だった私は、

 

「やっぱり埼玉は“だサイタマ”だ」

 

と、完全に見下していたんですね。

 

街もゴミゴミしていて、周囲は田んぼと畑ばかり。

これといって名物もなく、有名な観光地もなく、

 

「こりゃ俺の住んでいる千葉県市川市のほうがずっと都会だわ」

 

と心の底からバカにしていたんですが、

気が付けば、都市の魅力も機能も、千葉県市川市どころか

全国の名だたる都市がさいたま市に「大逆転」されてしまったわけです。

 

「さいたま市は、なぜ、こんな急激なV字回復したんだ??」

 

そんな疑問を持ち始めてから、いろいろ調べていくうちに、

民間企業の「経営」と、地方自治体の「行政」は、

非常に似ているという点に気づくことになりました。

 

例えば、さいたま市は、人口130万人を超える政令指定都市とはいえ、

周辺には、川口市や戸田市などの

東京に近い埼玉県内の魅力的な街がたくさんあるし、

千葉県や神奈川県などの、利便性の高い街が無数にあります。

 

つまり、さいたま市は、行政が少しでも油断してしまうと、

ライバルの都市に人口があっという間に流出してしまうリスクがあるので、

常に踏ん張っていないと、空中分解してしまう恐れがある街でもあるんです。

 

しかし、さいたま市には、これといった「強み」がありません。

 

海もない、歴史もない、空港もない、観光名所もない、これといった産業もない。

 

街の魅力を打ち出そうとして、まともに東京23区や横浜市とやりあっても、

まったく勝ち目のない街だったりするんです。

 

では、どうやって街の人口を増やしたのか?

 

結論から先に言うと、

さいたま市は「英語教育」に予算を突っ込んで、

“教育の街”として、新たな魅力を打ち出すことに勝負を賭けたんですね。

 

全国に先駆けて、小中学校の英語教育に力を入れて、

独自の教材を用いて、1クラス3人態勢の英語の授業を実施。

 

一般的な小学校と比べて、2倍の英語の授業時間を設けて、

さらに中学校になると、一般の中学校と比べて、

50時間も多く英語の授業を実施して、

その結果、全国の中学3年生の英語教育の実施調査において、

英語検定3級相当の英語レベルが、全国平均42.9%のところを、

 

なんとさいたま市は「86.6%」と、

全国1位に大躍進することになったのです。

 

 

その功績は、メディアで大きく取り上げられて、

「英語教育が充実している街で子育てをしたい!」

という若い夫婦がこぞってさいたま市に引っ越してきたことで、

「人口増」という戦略に成功した街として、脚光を浴びるようになったのです。

 

いいですか?

 

私が『翔んだ! さいたま市の大逆転』の本を執筆するにあたり、

多くの地方自治体の決算書を検証したんですが、

さいたま市のすごいところは、

 

「投資がうまい街」

 

この1点に尽きるわけです。

 

さいたま市の浦和地区は、昔から小中学校の進学熱が高い街として知られており、

一時期は、「浦和地区の小学校に子どもを通わせたい」という理由で、

浦和地区に引っ越してくる人が急増し、地価が急騰したという歴史があります。

 

で、ここからは私の推測になりますが・・・

 

おそらく「教育が充実した街にすれば、親は子どもを連れて引っ越してくる」という

過去の浦和地区の人口増の経験から、さいたま市は一点突破の人口増の施策として

「英語教育」で勝負をかけたのではないかと思います。

 

しかも、「教育」という漠然としたコンテンツではなく、

「英語」という具体的なコンテンツに振り切ったことで、

親の教育熱に、一気に火がついたのではなかと思われます。

 

アホな地方自治体であれば、

すぐにハコものを作ったり、補助金をばらまいたりして、

その場しのぎの施策を打ち出してしまうところですが、

 

さいたま市の場合は、できるだけ低予算の投資で

なおかつ成果が出やすい「英語教育」というコンテンツに、

税金を徹底的に投入することで、

 

さらに人口が増えて、税収が増加し、そのお金で街のサービスを充実させて、

人口が増えるサイクルを作り上げたのです。

 

さてさて。

 

みなさんの会社では、さいたま市のような最小限の「投資」で、

最大限の「売上」を出すような施策を行っていますか?

 

私たち民間企業は「売上を伸ばすこと」が最重要課題ですが、

地方自治体の場合は、「人口を増やすこと」が、

都市の実力を測るうえでの、重要な指標になります。

 

人口増が続くさいたま市は、まさに行政の「成功事例」ともいえるので、

そこから学ぶ、民間企業の成功の「ヒント」は、

山のようにたくさんあると思いますよ。

 

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編集後記

さいたま市は全国で20ある「政令指定都市」のひとつなので、

自治体で何か新しく取り組みたい政策があれば、

埼玉県庁を吹っ飛ばして、

 

直接、霞が関の省庁とやり取りすることができるんですね。

 

そのため、さいたま市の市政は、

ダイレクトに政策を民意に反映させることができて、

なおかつ、スピーディに対応することができるので、

満足度の高いサービスを、きめ細かく市民に提供できるメリットがあります。

 

一方、少しでも気を緩めた政策をしてしまうと、

「ただ人口が多いだけの街」というレッテルを貼られてしまい、

機能不全を起こしてしまうのも、政令指定都市のデメリットでもあります。

 

そう考えると、「さいたま市」の置かれている立場というのは、

頑張ればスケールの大きい仕事にチャレンジできて、

失敗すると、お客様のクレームがダイレクトに届く、常に緊張感のある、

中小企業やベンチャー企業の気質に近いところがあるのではないかと思います。

 

本書では、他にも、

 

・さいたま市から学ぶ、従業員とお客の結束力の固め方

・さいたま市から学ぶ、ドロップアウトした社員のフォローの仕方

・さいたま市から学ぶ、リーダーとしてのあるべき姿

 

などなど、地方自治体から学ぶ民間企業の経営のヒントを、

分かりやすく事例を用いて解説しています。

 

他の都道府県の人でも楽しく読めるビジネス書となっていますので

特に「俺の住んでいる街って、もっと元気にならないかなぁ」と、

モヤモヤした気持ちを抱えている経営者さんには、お勧めの一冊になります。

 

地方の小さな町も、地方の小さな会社も一緒に元気にさせる、

そんなユニークなビジネス書になりますので、

ぜひぜひ、ご一読のほど、どうかよろしくお願いします!

 

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11月2日から発売! 絶賛予約販売中!
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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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