経営コンサルタントの竹内謙礼の公式ブログ。

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無駄な仕事は本当にムダなのか?

こんにちは。いろはの竹内です。

先日、セミナーで「竹内さんのメルマガの大ファンです!」という、

女性の方とお会いしました。

で、その方がFacebookにセミナーのことをアップしたというので、

どんな風に書かれているのか見にいったところ、

文章の中に書かれている僕の名前が

『竹内謝礼先生』

と、なっていたんですね。

謝礼先生・・・いい響きです。

今まで数々の名前間違いをされてきましたが、

これは久々のヒットです。

黙っていてもお金がもらえそうな名前です。

なんたって謝礼をもらう先生ですからね。

さすが僕のメルマガの読者を名乗るだけのことはあります。

今回は見事メルマガにネタが採用となりましたので、

竹内ワッペンを進呈します!(そんなもんねぇよ)。

ということで。

本日のメルマガは、

『無駄の大切さ』

というお話を一つ。

月々5000円で電話コンサルティング!
『タケウチ商売繁盛研究会』
https://e-iroha.com/kenkyukai/

無駄の中に正解がある。

最近の若い社員さんは、

「効率」を重要視して仕事をします。

スマホやパソコンを使って短時間で業務を終わらせるし、

無駄な人付き合いはできるだけしないし、

効率の悪い電話や会話をするぐらいだったら、

社内チャットを使って全ての打ち合わせを終わらせようとします。

さらに、

「それって何の意味があるんですか?」

「それってわざわざやらなくてもいいことですよね?」

と、ロジカルに自分の考えを突っ込んでくるので、

上司がタジタジになってしまうシーンをよく見かけます。

おそらく若い人達は、

僕らオジサンたちに比べて短い時間の中で、

大量の情報を詰め込まなくてはいけない中で育ってきたので、

効率的に物事を考えるのが非常に上手なんだと思います。

特に高学歴な人ほど、この行動や発言は顕著に表れます。

無駄なことはしない。

無駄な時間は過ごさない。

無駄なストレスは抱えない。

このスタンスは少子高齢化が進む社会において、

非常に大切な考え方であり、

このような人達が会社の中に入ってもらうことで、

会社の古いしきたりが大きく変わり、

仕事のスピード感が飛躍的に上がっていきます。

今後、働き方改革が進む中で、

こういう効率化はより重要視されていくんだと思います。

しかし、ですよ。

仕事というのはそもそもエラーが多いものなので、

無駄を完全に省くのは不可能だということも忘れてはいけません。

10ねらった金儲けの戦略のうち、

すべてが当たることなんてほとんどなくて、

確率的に7から8ぐらいは外すわけですから、

言ってしまえば、無駄の中にしか

「正解」は生まれないものだったりするんです。

だから仕事で効率化を目指すことはとても良いことなんですが、

その中で必要な「エラー」までもを省いてしまうと、

結果、「正解」に永遠にたどり着けないという、

悪循環に陥ってしまうことが多々あるのです。

いいですか?

私は今の若い子たちが

効率化を突き詰めることに対しては、大賛成です。

そうしなければ定時で帰れない時代ですからね。

ただ「効率化」と「手間のかかることから逃げる」というのは、

ちょっと意味合いが違ってきます。

例えば、「相手と電話で話す」という行為。

用件はメールで済ませればいいかもしれませんが、

口頭で説明したほうが、相手の声のトーンによって、

解釈が深まることがたくさんありますよね。

つまり、電話で話すことは非効率なのかもしれませんが、

電話で話すことで理解が深まるのであれば、

これはある意味「効率化」と言えるところがあります。

また、「現場に行く」というのも

一見、非効率のように思われがちですが、

実はスキルを磨くうえでこれほど効率的なものはないと言えます。

売れている現場に行くとか、

売れている人に話を聞きに行くとか、

そういう手間のかかることって、

他の人がやりたがらないから、

競合に対して大きなアドバンテージになりやすいんです。

でも、若い人の中には、

「どんな感じなのか分かっているから」

「答えはだいたい分かっているから」

「ネットで調べれば分かるから」

と、自分の判断で現場に足を運ばない人がいます。

そもそも仕事のエラー数が少ない人が、

エラーか否かを事前に察知することは難しく、

結局、そのエラーの少なさが経験の少なさに繋がり、

仕事のできない中年サラリーマンになっていくのです。

さてさて。

「最近の若い人」とオッサンたちは揶揄しますが

実は今も昔も「若い人」というのは、

失敗するのが嫌だし、

できるだけ苦労はしたくないし、

誰かに怒られたくはないものなんです。

でも、今も昔も「仕事」というのは、

失敗しなければ覚えないし、

苦労しなければスキルは身につかないし、

誰かに怒らなければ悪い癖は治らないものなんです。

これは10年経っても、100年経っても、

「人からお金をもらう」という仕組みが変わらない以上、

永遠に続くものなんだと思います。

人生と仕事は、

ゲームのように攻略法があるもんじゃないですからね。

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『コンサルタントが一番商売のセンスがないって話』
https://note.mu/kenrei/n/n913c9be476d5

編集後記

最近、判断が難しいのが

スマホでメモを取る人なんですね。

紙に書くよりもスマホにメモしたほうが、

今の若い人は圧倒的に早いと思いますので、

スマホのメモを取るのは大歓迎なんです。

だけど、当たり前ですが、

そういうことをやっていると、人によっては、

「お前、スマホしながら人の話聞いてんじゃねぇよ!」

ってことになるわけであって、ちょっと想像するだけで、

相手が怒ることぐらい分かると思うんですね。

だから、本当はスマホでメモをとることが悪いのではなく、

スマホでメモを取ることで、相手を怒らせる可能性があるという

想像力の欠如のほうに、人間として問題があるんだと思います。

だから、もし、本気で

「俺はスマホでメモを取りたいんだ!」

というのであれば、胸に大きな名札で、

「ただ今、スマホでメモ取り中!」

とか、つけて欲しいですよね。

もしくは、スマホでメモ取る前に

「スマホでメモとっていいですか!」

と一言言うだけで、相手の印象は大きく変わると思います。

まぁ若い人たちにとったら、そういう考えすらも、

「無駄」と捉えられてしまうのかもしれませんけどね。

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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