こんにちは。いろはの竹内です。
先日、東京に住む長女から電話があり、
会話の最後に「そういえば、母の日のことなんだけど」と、
少し照れ臭そうに言葉を切り出してきたんですね。
今まで、そういう記念日には無頓着な娘でしたが、
独り暮らしを通じて、母親の大切さに気づいたようです。
「母の日のプレゼントなんだけどさ」
「うむ」
「カーネーションを贈ろうと思うんだよ」
「いいじゃないか」
「そこで相談なんだけど」
「なんだ」
「着払いじゃダメかな?」
ダメだろ。
ふー、危うく母の日のプレゼントが、
嫌がらせになるところでした。
ギリギリ食い止められて良かったです!(着払いの女王)。
ということで、本日のメルマガのネタは、
ちょっと聞きなれない造語の、
“エンドダウン”
についてのお話をひとつ。
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「エンド」して、「ダウン」するということ。
起業や新規事業を意味する表現で、
「スタートアップ」という言葉がありますが、
このキーワードを真逆の意味で表すなら、
『エンドダウン』
という、謎の造語になると思うんですね。
日本語に訳すと、
「終わって、下がる」
なんだか暗い気持ちになってしまう言葉ですが、
あながち、今の中高年の経営者の将来像としては、
「スタートアップ」ではなく「エンドダウン」を目指したほうが、
現実的だと思ったりしています。
だって、冷静になって考えてみてください。
人生の後半に、
インフレと人手不足の中で、
次から次へと登場するデジタルツールに、今の資本力と人材で、
人生の折り返し地点に差し掛かっているタイミングで、
小さな会社が昔のように売上を伸ばして、
そんなにたやすい話ではありません。
「スタート」することや「アップ」することを目指すのではなく、
人生の「エンド」に向けて、「ダウン」してもいいから、
残りの人生で“成し遂げるもの”を探していくことのほうが、
今の中高年の経営者には、
いいですか?
コロナ前まではネットと人の力を借りれば、
数年で事業を成長させることが可能でした。
しかし、デジタルツールを使った企業間の差が縮まり、
人材不足で思うように事業を回せなくなった今、
仮に新しい事業をスタートさせたとしても、
結果を出すのに10~20年と、
人口減で顧客を獲得するコストが増大して、
インフレで商品を購入してもらうことに時間がかかるようになって
10年前に比べて、新規事業と起業の成功確率は、
肌感覚ですが、かなり低くなっているように思います。
そうなると、40歳以降の中高年の経営者が新規事業をはじめて、
残りの人生を、資金繰りや人手不足で頭を悩ませるぐらいならば、
人生の「エンド」に向けて、スケールを「ダウン」させた事業で、
世の中の役に立ったり、
小さくてもいいから、
幸せな人生が待っているのではないかと思ったりします。
さてさて。
みなさんの会社がこれから新しく取り組む事業は、
「スタートアップ」ですか?
それとも「エンドダウン」ですか?
これまで世の中の経営者は、事業が終わったとたんに、
人生も終わりで良かったんですが、「人生100年時代」
事業を手放した「後の人生」も真剣に考えていかなければ、
経営者人生の「エンド」
「健康寿命」は年々延びていても、
「経営者寿命」は年々短くなっていることは、
そろそろ自覚したほうがいいかもしれません。
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編集後記
今までは子どもの成長を目の当たりにしていることもあって、
人生の明るい「未来」しか見えていない生活を送っていました。
しかし、最近、母と義父の体調が崩れて、
病院を往復する機会が増えたことで、
明るい「未来」を見続けるステージから、
そう遠くはない「エンド」
自分自身、強く実感しているところがあります。
映画でもドラマでも小説でも、
ラストシーンが「最悪」だと、すべての物語が「最悪」
人生の幕引きについて、どのようなシナリオを組むべきなのか、
20代、30代の頃から、
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