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「大」が「小」を食い尽くす時代

こんにちは。いろはの竹内です。

 

先日、昭和の歌謡曲を紹介するテレビ番組で、

『3年目の浮気』を歌うヒロシ&キーボーが出ていて、

それを見ていた妻が「懐かしいわ」とつぶやいたんですね。

 

「時代を感じるわね」

「デュエットの定番だよ」

「ねぇ、知ってた?」

「なにを?」

「このヒロシ&キーボーってさ」

「うむ」

 

「素人の二人組なんだって」

 

なわけねーだろ!

 

一体、どこでそんなガセネタを掴んできたのでしょうか?

ヒロシ&キーボーが素人のわけありません!(少し自信がない)

 

ということで、本日のメルマガは、

「時代は繰り返される」

というお話をひとつ。

 

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「小」が「大」を食うための掟

20年ぐらい前、ショッピングモールが街に乱立して、

小さな商店が大打撃を受けて、なんとか他に稼ぐ方法はないかと、

必死になってたどり着いたのが、

 

「ネットショップ」というオンラインの商売でした。

 

資本力に関係なく、知恵を絞って工夫を凝らせば、

誰にでもビジネスチャンスがあったネットショップ運営は、

まさに“小が大を食う”ことができる、

一発逆転の商売の場でもあったんです。

 

しかし、コロナで世の中がDXに舵を切ったことで、

大資本の会社が次々にネットショップに参入し、

再び、小さなお店が、大きな企業に食われてしまう時代が到来しました。

 

楽天やAmazonにはメーカー直売のネットショップが参入し、

人材とノウハウが豊富なIT企業がネット通販で売上を伸ばし、

地方都市にある小さな商店が、どんなにあがいても逆転できないほど、

オンラインのビジネスの格差が広がってしまったんです。

 

こうして、20年前にネットの世界に逃げ込んだ小さな会社は、

再び、大企業に自分たちのポジションが追われる立場になり、

今、次の「逃げ場」を探しているのが、

令和6年の、苦しいEコマース市場の現状ではないかと思います。

 

いいですか?

 

結局、「大きな会社から小さな会社が逃げる」というのは、

ビジネスの歴史の中で、永遠に繰り返される出来事なんですね。

 

その危機に晒されるたびに、小さな会社は、

 

違う市場で戦ったり、

違う商品で戦ったり、

違う売り方で戦ったり、

 

常に頭を使って、工夫を凝らして戦い続けなければ、

すぐに売上が落ちて、あっという間に世の中から

消えてなくなってしまう儚い存在なんです。

 

小さな会社が厳しい生存競争の中で生き残っていくためには、

 

「過去の成功を捨てる」ことであり、

「リスクをとる」ことであり、

「変化」することなんだと思います。

 

結局のところ、小さな会社はゲリラ戦しかできないわけですから、

一生、守りに入ることなく、常にチャレンジャーの気持ちで攻め続けなければ、

売上の上昇気流に乗ることはできないんだと思います。

 

さてさて。

 

みなさんは、常識的なマーケティングの手法を駆使して

Eコマースでビジネスチャンスを掴めると思っていますか?

 

価格競争にも広告費の競争にも勝つことができず、

ページのクオリティでも負けてしまうような小さなネットショップが、

起死回生で売上を回復させるためには、今までの「常識」にはなかった、

過激なマーケティングに挑戦する必要があると思います。

 

「逃げる」ということは、

 

自分が今まで守ってきたものをすべて捨てて、

誰もが危険だと思うような道を突き進んで、

まったく別の人生を歩むことなので、

そのくらいの覚悟を持って新しい売り方にチャレンジしなければ、

 

泥沼のような負け試合の商売を永遠に繰り返すことになってしまいますよ。

 

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編集後記

先日、新しい本の執筆の関係で、

中学1年生の男の子を取材させてもらったんですが、

自分の中学生時代とは、まったく違う遊び方をしていて、

大きな衝撃を受けました。

 

学校が終わったらゲームの中に集合。

お小遣いをもらったらゲームに課金。

よく観るのはテレビよりもYouTubeのゲームの実況中継。

 

たまたま取材相手がゲーム好きの中学生だったこともあるんですが

本当に今の子ども達の生活の中心が、

ゲームであることを改めて実感しました。

 

10年後には、そんな彼らが新社会人となり、

20代の上司には、退職代行を使って会社を辞めていた人たちが就き、

30代には、転職を繰り返してスキルを身に付けられなかった人たちが就いて、

そんな個性豊かな仲間で会社組織が構成されていくのであれば、

 

良くも悪くも、古いタイプの人間は、

早々とビジネスの最前線から身を引いたほうが良いかもしれませんね。

 

きっと私たちが想像もつかないような社会になっているはずですから。

 

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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