こんにちは。いろはの竹内です。
さて、私、
セミナーのアンケート結果というのは、
もちろん、お客様の声なので、
それ以上に、パンチの効いた感想を読んでしまうと、
1週間ぐらいそのコメントに悩んで仕事が手につかなくなってしま
その後のセミナーのペースを乱されて、
あまりアンケートの結果を読んでも、
だから、それ以来、あんまりアンケート結果というのは、
目を通さないようにしているところがあります。
それに、本当に問題のあるセミナーをやっていたら、
その会社からの仕事の依頼は二度とありませんし、
そういう意味では、
僕はあんまり講師が読んでも意味がないのかなぁと思っているほう
でも、先日、どうしても、
セミナーのアンケート結果に目を通さなくてはいけない仕事に出く
久しぶりに、目を通してしまったんですが、
いやー、久しぶりに凹みましたね!
一番ショックだったのか、アンケート用紙に一言だけ、
「うさんくさい」
と、書かれてしまったことですかね。
まぁ、気持ちが分かるぶんだけ、凹みますよ。
そもそも経営コンサルタントって仕事自体が、胡散臭いですから。
他にあった凹むコメントとしては、
「ノーコメント」
っていうのがありました。
ええ、なかなかセミナーの感想としては傷つきますよね。
ダメならダメって言ってくれよって感じです。
それと、印象深かったコメントとしては、
「俺のほうがもっとまともな話を従業員にしている」
というのもありました。
今度ぜひ聞かせてもらいたいです、その立派な話を。
ということで、また1週間ぐらい、
でも、やっぱり2ちゃんねるとセミナーのアンケート結果は、
あんまりA型のコンサルタントは見ないほうが精神的にいいかもし
ということで。
今日はちょっと珍しい、自分の買い物体験談のお話をひとつ。
あんまり、
主観が入って、コンテンツとして安っぽくなってしまいますから。
でも、今回はどうしても、この話がしたくて書かせて頂きました。
メガネと腕時計のお話
先日、出張先でメガネを紛失してしまい、
急遽、「JINS」でメガネを作ってもらうことにしたんですね。
噂では聞いていたんですが、
さらに価格も安く、
しかし……。
メガネにも価格にも満足していたんですが、
なんとなく接客を受けていて、
最初は、その違和感に気づかなかったんですが、
時間が経つにつれて「これかぁ」
それは、接客の「スピード」でした。
とにかく、速いんです。
スマートで、無駄がなくて、とてもキッチリしていて、
だけど・・・。
店員さんが「早く話を切り上げたい」というのが、
ちょっと見え見えの接客だったりしたんですね(
早口で、さっとポイントを伝えるだけだったり、
お客さんに質問をできるだけさせないような接客トークだったり、
なんとなく「無駄話をさせない」というような雰囲気が、
接客の中からじわじわと伝わってくるところがあったんですね。
で、なぜ、
その後、家に帰ってからちょっと調べたんですが、
実はこの「JINS」を運営する株式会社ジェイアイエヌは、
ストップウオッチでスタッフの時間のかかる作業のタイムをはかる
“スピードマスター”という職を設けて、
「お客さんに商品を聞かれて、1分以内で在庫を確認できるか?」
業務のスピードを細かくチェックする体制を取っていることが分か
この接客の効率化によって、
同社は月に3700時間の接客以外の作業を、
在庫回転率も3年前の3倍になったそうなんです。
だから、回転率を上げることで、
このメガネの低価格が実現できているんだと思います。
でも、それがわかってもなおさら、
あの味気ない接客は「もう買いたくないな」
私にとって、ちょっと気持ちを萎えさせるものでした。
おそらく、メガネは年に何回も買うものではないし、
私の場合、やっぱりもう少し、
だから、メガネを「特別な買い物」と思っている人にとったら、
ちょっと、あのような接客をするお店は、
で、話は変わって、今度は「腕時計」の買い物。
先日、出張先の徳島県で腕時計が壊れてしまい、
急遽、次のセミナー会場でもある高知県で、
それで、立ち寄ったのは高知市内にある「正美堂」
http://www.syohbido.co.jp/
店長さんとは昔から面識はあったんですが、
正直、腕時計はブランド名が明確なので、
いつも私はネットの検索でひっかけて腕時計を購入していました。
だから、実店舗で時計を買うのも初めての体験だったんですね。
で、結論から言うと・・・。
めちゃくちゃ腕時計の買い物が楽しかったんですね!
店長さんが、いろいろな時計を見せてくれて、
その時計の開発ストーリーやデザインの話、
それに加えて、
その選んでいる最中だけでも、
あと、店長さんやスタッフのみなさんが、
自分の時計の好みや話なんかもいろいろ真剣に聞いてくれて、
なんとなく「あぁ、俺、今、お客さんとして大事にされているな」
ものすごい実感することができたんです。当たり前のことですが。
で、結局、
おそらく、ここ数年の中でもベスト5に入るぐらいの、
ナイスな買い物をしたと今でも思ったりしています。
それだけ、「腕時計を実店舗で買う」というのは、
私の中でかなり貴重な買い物体験だったりしたわけです。
で、ここで「JINS」と「正美堂」
最近、自分自身が買い物で「良かった」「感動した」
あんまり多くないことに気がついたんですね。
ほとんどがネットで買い物をして、その商品が届いて「おしまい」
安い商品を買いに行って、レジを打ってもらって「おしまい」
私自身、ショッピングに対して、
「目的の商品さえ手に入れば、それでいい」
という解釈の人間だったりしていました。
だから、JINSメガネを買いに行った時には、
自分もてっきり満足すると思っていたんですが、
なぜか「こりゃダメだ」
おそらく、その理由は、思っていた以上に、
“メガネ”
後になって気づいたことが要因だと思います。
そして、同じように“腕時計”も、実店舗で買い物をしてみて、
初めて自分のライフスタイルの中で、
実店舗で買い物を楽しむ重要なものだったんだということに気づい
いいですか?
安いものを大量に売っている大企業や、
価格の安くて良い商品を売っているネットショップに
小さいお店が勝つための突破口は、
もしかしたら、ココにあるんじゃないかと思いました。
普段は、安い商品を探し回って買い物をしている人や
ネットで効率よく商品を買い物している人だからこそ、
いろいろな意味での「非現実的」な実店舗での買い物に、
極端な感動を覚えてしまうのではないかと思います。
効率化を追求すればするほど、
人は「無駄なこと」
そこにうまく入り込めば、その人にとって、
「絶対に譲れない大切な存在」として、
そもそも「付加価値」というものそのものが、
その商品の「無駄なこと」でもありますので、
その「無駄なこと」こそ、
小さなお店の“ウリ”になっていくんだと思いますよ。
さてさて、みなさんのお店でも、最近「無駄なこと」
その「無駄なこと」を大切にしているお客さんは、
案外、多いかもしれませんよ。
編集後記
私のささやかな夢なんですが、
一度でいいから、セミナーの前に酒をかっくらって飲んで、
その勢いで壇上にあがって、
そのままへべれけな状態で講演会とかやってみたいんですよね。
しかも、もうちょっとワガママを言わせてもらえれば、
カップ酒でも飲みながら、セミナーをやってみたいものです。
せっかくだから、
誰か主催してくれる人いませんかね?
もしかしたら、そのくらいの泥酔状態でセミナーをやったほうが、
参加者のアンケート調査の結果はいいかもしれませんからね。
だって、みんな酔っ払って、まともな感想書けないですから。