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【ボカンと売れる】30代の転職と独立は止めたほうがいい理由

こんにちは。いろはの竹内です。

先日、嫁に「PayPayは使わないの?」と聞いたところ、

「使うわけないわよ!」

と、激しい口調で怒られてしまいました。

「なんで使わないんだよ」

「騙されそうだから」

「は? 騙されそう?」

「だって名前が“ペイペイ”だよ」

「・・・」

「いかにも人を騙しそうな名前じゃん」

「・・・」

「頭悪そうだし」

「・・・」

「それだったら私はポンタを使うわ」

ポンタも頭悪そうだろ・・・。

と、思いつつも、その点は突っ込みも入れず、

「そうだね。ペイペイは悪い奴だよね♪」

と同意したふりをして、誤魔化すことにしました。

やれやれ、次の元号が変わるぐらいまでには

PayPayを使い始めて欲しいものです(いつだよ)。

ということで。

本日のメルマガは「人生プラン」の話。

みなさんは、

ずっとサラリーマンでいたいですか?

それとも、独立して起業したいですか?

20代、30代、40代、50代のポジショニングが変わった。

 

あくまで個人的な肌感覚の、抽象的な話になってしまうのですが・・・。

最近、「賃金が上昇している」というニュースをよく耳にするんですが、

実のところ賃金が上がっているのは、

・新卒か20代の若手社員の給与。

・パート・アルバイトの時給。

・専門職の中途採用の給与。

この3パターンしかないんですね。

つまり、若い労働力が欲しい企業と、

手足にをなって動いてくれる人手が欲しいという企業と、

専門職で即戦力が欲しい企業が、こぞって給与や時給を上げているのが、

今の異常な賃金上昇という現象を巻き起こしているわけです。

 

しかし、現状、中小企業の売上や利益はそんな上がっていません。

むしろ、人件費が高騰して、原材料費が高騰して、

かなり経営が苦しくなっているのが現状です。

 

では、どうすればいいのか?

 

簡単な対処法としては、中間層の人件費を抑制することです。

30代、40代、50代の給与を下げて、

代わりに若い労働力の20代と専門職の給与と、

パート・アルバイトの時給を上げれば、

企業のお仕事はちゃんと回るようになります。

「働き方改革」という名のもとに、残業をさせず、休みを増やせば、

中間層の給与なんて、簡単に抑えることができるようになります。

 

いいですか?

日本の給与構造の将来が事前に分かっていれば、

自分の人生プランもいろいろ見えてくるところがあります。

まず、20代は経験を積んでスキルアップする時期です。

ひとつの会社で専門的な知識を学ぶのもいいですし、

転職をして専門知識を身に付けるのもいいです。

 

人手不足で若い労働者の給与はどんどん上がり続ける時代なので、

スキルアップがそのまま給与に反映されていきます。

しかし、30代になると、今までのように簡単に転職はできなくなります。

なぜならば、もう30代は給与を抑制するフェーズに入ってしまっているからです。

 

だから、30代からは腰を据えて、さらに専門の仕事に磨きをかけて、

会社にとって「必要な人材」「クビにできない人間」になることを目指さなくてはいけません。

 

では、40代になるとどうなるのか?

この年齢になってくると、もう人生の勝負はついています。

うまく20代と30代で専門知識を得た人であれば、

40代でさらに高いステージを狙うことができるんですが、

40代で負け組のステージに入ってしまっている人は、

「働く場所を変える」という選択しか残されていません。

 

生活費の安い地方都市に転職したり、

スキルに関係なく給与がもらえる業種に転職したり。

自分のポジショニングが少しでも価値のある業界に、

仕事を移行させた方が、

40代、50代で働く期間を長く保てることができるようになります。

 

「普通に会社に残って、仕事をすればいいじゃん」

そう思われるかもしれませんが、仕事ができない40代を抱え込んでおくほど、

これからの中小企業には余裕がありません。

高騰する賃金に対応するために、20代の若手の社員と、

他社に引き抜かれないための、専門職の給与をあげていかなくてはいけないので、

今まで以上に中小企業の40代の給与は下げられていきます。

 

だから、今の会社に残り続けるよりも、

自分のスキルがまだ重宝される職場に転職したほうが、

生涯年収の減少を食い止めることに繋がっていくと思います。

 

そして50代。

この年齢の人は人生の「逃げ切り」を考えたほうがいいと思います。

どうやって定年まで凌ぐのか?

どうやってクビにならないように過ごすのか?

息をひそめて会社で仕事をするしかありません。

 

もし、そういう生き方が嫌だったら、そうなる前に、

会社に必要だと思われるスキルを身に付けるように、

頑張って、前を向いて、若いうちにしっかり仕事をしていきましょう。

 

さてさて。

みなさんの人生プランは決まっていますか?

人材不足と賃金の上昇で、

20代、30代、40代、50代のポジショニングが大きく変わってきていますので、

時代の変化と、先を見る力を養っていかなければ、

生き残っていくことが難しい時代に突入しているんだと思いますよ。

 

■サラリーマンの個人的な相談も乗ります。
【タケウチ商売繁盛研究会】
https://e-iroha.com/kenkyukai/

 

編集後記

 

今回のメルマガを読んで、

「だったら専門知識を身に付けて、独立すればいいじゃん」

って思う人もいるかもしれません。

確かにフリーランスや独立するのも一手です。

しかし、独立しても、フリーランスになっても、

今は人の採用が非常に難しい時代なので、

なかなか組織の規模を広げていくことができません。

 

組織が小さいと、小さな仕事しか受けられなくなり、

やがて、若いフリーランスやベンチャー企業に突き上げられるようになり、

取引先から価格が叩かれる、下請け状態に追い込まれるようになります。

3年で起業家やフリーランスが消えていくのは、

個人として仕事を受ける限界が来てしまうからなんです。

 

だから、僕は正直、これからの時代は

フリーランスや独立して仕事をすることは、あんまりお勧めしません。

そして、転職してスキルアップしていくことも、

これからの時代は厳しくなっていくのではないかと思っています。

 

先が読めない時代だからこそ、

ひとつの会社で、スキルを磨いて専門性を極めていくことが、

実は最強の人生プランだというのが僕の持論です。

会社の金を使って失敗ができるサラリーマンと、

失敗が許されなくて無難な仕事しかできなくなるフリーランスだったら、

明らかに前者のほうがスキルアップしていくことができるんですから。

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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