こんにちは!
いろはの竹内です。
さて、私が執筆している雑誌の担当編集者さんに、
「S編集者」という男性(27歳)がいます。
こうやって書くと、
イニシャルが“S”だと思われるかもしれませんが、
ここでの“S”は
サディスティックの“S”という意味になります。
ええ、サドマゾの“S”が強い編集者なんです。
だから、そりゃあもう、強烈な攻撃を私にしてきます。
まず、打ち合わせで飲み屋を指定されるんですが、
そこが手始めに、
「スタンディングバー」なんですね。
もう42歳の私のような老体には、
立ちっぱなしのスタンディングバーはキツイのなんの。
そこへ30分ぐらい放置プレイ(遅刻)が続いたあと、
堂々とS編集者が現れて、
さらに、私にこんな命令をするんですね。
「さぁ、もう一軒、スタンディングバーに行きましょう!」
こうやって、
3軒連続でスタンディングバーに連れまわされるのです。
そして、足がプルプルの状態で、もうカンベンして欲しいという状況で、
最後に、
「さぁ、竹内さん、シメはカレーを食べに行きましょう!」
と、これまた、お腹が満腹状態なのに、
こんな訳の分からないことを言い出すんです。
流石に私が「もうカレーなんて食べられないよ!」って反論すると、
「口ではそう言って、本当はカレーを食べたくて僕の後をついてくるくせに」
と、ニヤリと笑ったりするもんだから、
これまた、ほいほいS編集者の後をついていったりしちゃうんですね。
で、「もう食べられない!」っていうギリギリの状態まで、
涙目になってカレーで胃袋をいっぱいにすると、最後は別れ際に、
「原稿の締め切りが遅れたら、マジで怒りますからね」
なんて脅されるんです。
まったく……。
そんな言われ方をしたら、
喜んじゃうじゃないですか……。
と、そんな真性Mっ気をカミングアウトしたところで、
本日のテーマは、ちょっと変わって「就職活動」のお話。
実は「就活」から、
ビジネスのキーポイントが見えてくるんです。
「勝ち抜く」の原理は全て同じ
就職活動、いわゆる「就活」というのは、
学生さんが最初にブチ当たる、人生の大きな壁と言ってもいいと思います。
成績優秀な子でも、内定がもらえない。
元気でハキハキ返事をしていても、内定がもらえない。
どんなに笑顔がかわいくても、内定がもらえない。
こんな感じで、
「何が正解だか、さっぱり分からない」という、
人生の厳しい戦いの“第一幕”が「就活」なんだと思います。
しかし、コネ入社や技能職等をのぞけば、
「就活」は、あるひとつの“成功法則”でまとめることができます。
それは、採用者側が「こいつが欲しい!」と思える、
いわゆる“光るもの”を持った学生であることです。
多くの学生の中で、「この人」と選ばれるだけの、
個性や光るものを持った学生は、
当然、内定がもらえるようになっています。
この“光るもの”を言葉ではうまく表現できませんが、
例えば、エントリーシートの内容や、面接の受け答え、
考え方や話し方など、あらゆる面で、
他の学生に比べて、頭ひとつ飛び越えて「こいつが欲しい!」と思えるような、
そんな個性を持った学生が、
やはり企業側には選ばれて、採用を勝ち取るわけです。
でも、ですよ。
そう考えると、常に大勢の中で、
何か目立つオーラが出せるような人物でなければ、
やはり相手に“選ばれる”という戦いを
勝ち抜くことはできないと思うんですね。
つまり、50人ぐらい人がいる中で、
常に上位2~3人ぐらいの“選ばれるオーラが出ている人”でなければ、
採用されることは難しいということになります。
極端な話、
クラスによくいる“目立ちたがり屋さん”ぐらいの、
ちょっとしたパンチの効いたような奴にならなくては、
就活では採用を勝ち取れないわけです。
しかし、このパンチの効いた奴になるのが、非常に難しい!
なぜならば、日本の学校教育では、
この目立ったり、際立ったりすることが、
“異色”になってしまって、
残りの人がみんな「目立たないで過ごそう」という方向性をとるからです。
例えば1クラス50人の小学生がいて、
3人は目立っても平気な人だけど、
残り47人が
「どちらかといえば無難に過ごしたい」
という、“没個性”の方向に舵を切るから、
結果、就活に強いパンチの効いた学生というのが、
最終的に“2~3人”に絞られてしまうんだと思います。
その証拠に、今の就活の現場をみても、
一人の学生が2個も3個も内定をゲットするのは、
このような“大勢の中で目立つ2~3人”の仕組みができてしまっている
なによりの証拠だと思います。
それに考えてみれば、
日本の文化そのものが、
「和を強調して、みんな仲良く」というものだし、
その中で集団生活をずっと受けていた学生が、
いきなり大学生になってから、
「さぁ、個性を表現して!」
なんて、アメリカ社会みたいなことを言われたら、
そりゃあ、戸惑いますって(笑)
このように、
「協調性」と「自己表現」の矛盾の中にあるのが、
この日本の「就活」という厳しい社会の現実だと思います。
いいですか?
今回は「就活」でお話をさせていただいたんですが、
実際には、このような“競争”というのは、
一般のマーケットでも起きている現実だったりします。
他の商品から「お客さんに選ばれる」というのは、
ある意味、“光る個性”を持つことであり、
これらは、50人中、上位3人ぐらいに入り込む力がなければ、
とてもではないですが、“その他”の中に埋まってしまいます。
「この販促はリスクが高いからやめよう」
「こんなキャッチコピーは、お客さんから反感を買うのでは?」
「こんなことやったら、同業者に笑われる」
このような「個性」を避けるような戦略をとっていたら、
いつまでもお客さんから「選ばれる」という商売はできません。
ある程度、リスクを取って、
お客さんから「こりゃすげぇ!」と思われるぐらいの、
“伝説”に残るような、大胆な販促行動に出なければ、
選ばれることもなければ、
友達にすすめられることもなく、
そのまま市場に埋もれていってしまいます。
“人に売り込む”というのは、自己満足で頑張ることではなく、
相手との競争の中で成立しているものだという意識は、
みなさんも持っておいたほうがいいと思いますよ。
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編集後記
先日、自分の主宰している、
「タケウチ商売繁盛研究会」で、
月商1000万円を突破した会員さんから連絡がありました。
もう本当に嬉しそうで、
聞いているコチラが涙が出そうになってしまいました。
「月商」を目標にすることに賛否両論あると思いますが、
やっぱり、こういう目標をクリアすることは、
商売人として、人間をひとまわり大きくさせるところがあります。
その会社というのは、
売上がまだ数十万円の頃からずっとコンサルティングさせてもらっていて、
最初に会員になったときは、
広告費ナシ、商品もライバル多し、従業員も少ない、
さらには販促スキルも決して高くない・・・。
すべてが“ないない尽くし”の中、
地味で地味でしょうがないような、果てしない作業をアドバイスして、
何度も「こんなので売上が伸びるのか?」と相談されて、
それでも、ひたすら我慢して、励まして、怒って、笑って、
ずっと「なんとか月商で1000万円は目指しましょう!」と言って、
ひたすら頑張って、2年の歳月が流れました。
で、このたび結果、売上月商1000万円突破。
広告費をほとんど使わず、利益重視の経営指導で、
今では会社の新規事業の大きな売上の柱となって、
さらにまた高い売上を目指して突っ走っています。
今回の成功事例を通して、改めて思ったことなんですが、
「お金儲け」にそんなに大きな裏ワザはなく、
実は肝心なのは、
・モチベーション
・持続性
この2つだと思いました。
「売上を伸ばすぞ!」という高いモチベーションで、
ルーチンワークに近い、細々とした地味な作業を、
ずっと我慢して続けられる「持続性」があれば、
おそらくほとんどの人が「成功者」になれるんだと思います。
しかし、実際に世の中に成功者が少ない現実をみれば、
この、「モチベーション」と「持続性」が、
人間としていかに難しい“アクション”なのかを考えさせられます。
だから、コンサルタントとして指導する私の役割というのは、
・「竹内謙礼」を信じてもらうこと。
・小さな成功体験でもいいから、自信をつけてもらうこと。
・どんなことがあっても最後まで見捨てないこと。
この3点がコンサルタントとしての「仕事」だと思っています。
そして、この3点をクリアするために、
私は、誰よりもたくさんのノウハウを学び、そして実践して、
他のコンサルタントに負けないぐらいのデータと経験を積んで、
それを言語化して、会員さんに伝えていく使命があります。
昔までは、コンサルタントである私が、
会員さんの先頭に立って、全員を引っ張るイメージでしたが、
最近は、その会員さんの会社の一従業員になったぐらいのつもりで、
“寄り添う”ような指導が大切なんだと、改めて思っている次第です。
「売上を伸ばす」ということは、
それだけ責任を負って、お客さんと付き合っていく覚悟がなければ、
できないことなんだと思います。
まだまだ頑張らねば!
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