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新規事業で沈む会社、売上を伸ばす会社

こんにちは。いろはの竹内です。 
 
 
長女が高校生の頃の話です。 
 
 
妻がお弁当に箸を入れ忘れてしまい、 
 
長女が「ご飯を食べる時にとても困った」と、 
 
ブーブー文句を言っていたんですね。 
 
 
なので私が 
 
「いざという時のために、弁当袋に割り箸を入れておきなさい」と、 
 
ちょっとした生活の知恵を授けたんです。 
 
 
それから数か月後、なぜか娘が「箸がなかった」と、 
 
再びブーブー文句を言っていたので、 
 
「ちょっと待て」と事情を聴くことにしました。 
 
 
「予備の割り箸を入れてなかったのか?」 
 
「入れてた」 
 
「なぜ、使わない」 
 
 
 
「これは“いざ”って時に使うもんなんだよ」 
 
 
 
 
箸を忘れた時が“いざ”なんだよ! 
 
 
 
まったく“いざ”を何だと思っているんでしょうか(平仮名2文字) 
 
 
そんなわけで、本日のメルマガは、 
 
 
「新しいことをやらない勇気」 
 
 
というお話をひとつ。 
 
 
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「新しいこと」は難易度が高い。 
 
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商売の世界には、新しいことをやらないと、 
 
時代に取り残されて、売上が落ちてしまうという考え方が 
 
昔からあるんですね。 
 
 
だから、多くの会社は、 
 
 
SNSや動画を新しく始めてみたり、 
 
新規事業を始めてみたり、 
 
新しいモールに出店してみたり、 
 
 
常に「新しいこと」に取り組んで、 
 
前に突き進んでいくことに、注力しているんですね。 
 
 
しかし、令和の時代になってからは、 
 
新しいことに取り組むこと自体が、 
 
事業の足を引っ張るケースが増えてきました。 
 
 
新しいことに取り組んでも、 
 
 
十分な予算がなくて、中途半端な結果に終わったり、 
 
新しいサービスを取り入れても、 
 
スタッフが足りなくて対応できなかったり。 
 
 
つまり、今の小さな会社には、ゆとりがなくなっているので、 
 
「新しいこと」に取り組んでも、 
 
思うように売上を伸ばせなかったりするんです。 
 
 
さらに、市場そのものがシュリンクしているわけですから、 
 
「新しいこと」に取り組んでも、 
 
その投資に見合った結果が出にくくなっています。 
 
 
以前のように「新しいこと=売上が伸びること」という 
 
成功の方程式にはなっておらず、 
 
新しいことに取り組むことが、小さな会社の体力を奪い、 
 
既存のビジネスの業績を蝕んでいく、 
 
業績の低迷の主要因になっていたりするんです。 
 
 
 
いいですか? 
 
 
 
これだけ市場が縮小し、消費が低迷してしまうと、 
 
「新しいこと」に、以前よりも旨味がなくなっていたりします。 
 
 
それよりも、地道に続けてきた「古いこと」を、 
 
さらにブラッシュアップして、継続させていくことのほうが、 
 
よっぽど小さな会社の業績には、プラスになったりします。 
 
 
たとえば、SNSや動画を新しく始めるよりも、 
 
今までやってきたブログやメルマガを続けたほうが、 
 
低コストで、確実にファンを拡大することができますし、 
 
 
新しいショッピングモールに出店することよりも、 
 
既存のお店の売上を伸ばすことのほうが、 
 
少ない投資で、売上を最大化させることにつながったりします。 
 
 
結局のところ、小さな会社には体力がないので、 
 
今、残されている「人」「時間」「お金」を冷静に考えて、 
 
現在進行形の「古いこと」に加速をかけていくことのほうが、 
 
実は業績アップの即効性が高かったりするのです。 
 
 
 
さてさて。 
 
 
皆さんの会社は、いつも「新しいこと」に取り組んで、 
 
グダグダになっていませんか? 
 
 
「古いこと」というのは、 
 
 
「このままではいけない」 
 
「チャレンジしていない」 
 
「変化を怖がっている」 
 
 
などなど、ネガティブな表現で捉えられるケースが多いです。 
 
 
しかし、実は「古いこと」をひたすら地道に、 
 
そして、少しずつ変化をさせながら続けていくことの方が、 
 
圧倒的にチャレンジャーな取り組みであり、 
 
勇気のある経営戦略だったりします。 
 
 
すぐに「新しいこと」に取り組んでしまう会社というのは、 
 
ポリシーもなく、考えも浅く、 
 
ただひたすら、「新しいこと」に取り組んで、 
 
自分を安心させたいだけの話だったりするので、 
 
そのあたりは、冷静に、慎重に、そしてもっと真剣に考えたうえで、 
 
 
「新しいこと」をやるかやらないか、 
 
判断していく必要があるんだと思いますよ。 
 
 
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編集後記 
 
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気持ちが焦っていると、 
 
どうしても既存のやり方を続けていることに対して、 
 
大きな不安を感じてしまうものなんですね。 
 
 
でも、売上が落ちている時は、 
 
お金も時間も人も、すべてをギリギリで回している状況なので、 
 
「新しいこと」に取り組んでも、うまくいかないケースのほうが 
 
圧倒的に多かったりします。 
 
 
そもそもその会社が、 
 
何年も既存のやり方を続けてきたということは、 
 
何かしら、そのやり方と相性が良いところがあるはずなので、 
 
その既存のやり方を“少し”変えるだけで、 
 
劇的に売上が伸びるケースは多々あったりします。 
 
 
その“少し”というのは、 
 
内部のスタッフだと気づきにくいところだったりするので、 
 
どこかで第三者が入って、気づきを与えることが、 
 
もっとも最小限の時間とコストで、 
 
売上を最大化させる施策につながっていくと思います。 
 
 
どんな優秀な経営者でも、自分の会社のことは、 
 
案外、客観視できないものですからね。 
 
 
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多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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