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新人が怒られて成長していく会社の作り方

こんにちは!
経営コンサルタントの竹内です!

先日、久しぶり会った幼馴染みから
今の仕事の取引先について尋ねられて、

「新しく立ち上げた会社が多いかな」

と答えたところ、

「あー、アドベンチャー企業ね」
と、トンチンカンな回答を頂きました。

なんだよ、“冒険企業”って。

インディージョーンズのような仕事じゃないんだから。
そんなの怖くてお手伝いもできないよ。

でも、改めて“ベンチャー企業”と訂正するのも、
知ったかぶりをする彼に申し訳ないところがあったので、

結局、「アドベンチャー企業」という造語で、その後も話を合わせ続けました。

ええ、これこそ、男同士の友情ってやつです。

と、どうでもいいお話はさておき。
本日の話は、「怒られる」についてのお話。

「怒られる」という恐怖があるから、人は成長するのです。

 

怒られる人のマナー

新入社員と仕事がやりづらいところは、
「怒られ慣れ」していない点だと思うんですね。

仕事でミスをしたり、間違ったりしたときに、
ガミガミと怒ったりすると、露骨に落ち込んだり、激しく悲しんだり、

逆に大声で反論したり、狂ったように逆ギレされたりで、
彼らは、こちらが予想しなかったとんでもない行動をとって、

経営者や上司、先輩や同僚を困惑させてしまいます。

では、なぜ、彼らは、そのような突飛な行動を取ってしまうのか?

それは、「怒られる」ということに慣れていない人は、

怒られた現実の受け入れ方や、
怒られたことによって傷ついたプライドの回復方法、

さらには、怒った人への対処法や、
怒られてから立ち直るまでのプロセスが分からないから、

結局、パニックに近い状態になり、予測不能な態度を取ってしまうんです。

だから、ものすごいバカバカしい対処法になるかもしれませんが、
このような怒られ慣れしていない人達と仕事をする場合は、

「怒るとはなんぞや」

という基本的なところから、勉強会や講座を開いて、
ちゃんと社員たちに理解してもらう必要があるんだと思います。

例えば、「怒る」には、どんな種類があり、
「怒ったあと」には、どんな対応をすればいいのか?

また、怒った現実の受け止め方や、
怒られて嫌なことがあった場合の忘れ方等、

おそらく、「怒られる」ということを、ちゃんと説明しなければ、
「怒られた後のマナー」というのが身につかないまま、
子どものような大人になっていってしまうんだと思います。

いいですか?

最近の新社会人は、学校教育の現場で
「怒る」ということがやりづらくなったこともあり、

昔に比べて、人は「怒られる」ということを体験せずに、
そのまま社会人になってしまっているところがあります。

また、子どもの生活環境の変化で、
昔ほど、父親と母親が「怒る」という機会が減ってしまった点も大きいと思います。

ゲームやスマホがなければ、子どもは外や家で暴れたりするので、
「悪いこと」が可視化されやすく、怒りやすかった一面が昔はありました。

しかし、最近は「悪いこと」がバーチャルな世界で起こってしまうので、
これはこれで、親は怒る機会を失ってしまい、

結局、子どもは「怒られる」ということに免疫が乏しいまま大人になってしまいます。

そう考えると、「怒られる」ということ自体が、
今の世の中では“非日常”の世界になっていると考えたほうがいいかもしれません。

そんな状況で、社会に出て、いきなり他人に「怒られる」というのは、
これはこれで、新入社員の可愛そうな一面だったりするわけです。

だから、本当にバカバカしいかもしれませんが、
「怒られる」ということ自体を、ちゃんとノウハウのひとつとして理解して、

シミュレーションを何度も行って、
社会人のマナーのひとつとして、新社会人には学習してもらう必要があるかもしれません。

そのようなマインド部分の教育をしっかり行うことが、
成長していく企業には必要なんだと思いますよ。

【新社会人の「怒られ方セミナー」やらせて頂きます!】

竹内謙礼のセミナー、研修のご依頼、ご要望はコチラ
https://e-iroha.com/consult/index.html

 

編集後記

仕事は基本的に「怒られないようにすること」が大事だったりします。
上司だったり、取引先だったり、
とにかく、怒りを買わないために、何をすればいいのか、
徹底的に考えることが「仕事」だったりするわけです。

しかし、それでも、ミスは必ず起きます。
そして、そのミスに対して、必ず怒る人がいます。

だから、最初の目的である、
「怒られないようにすること」が大事であるのならば、
怒られた場合、その怒りを鎮めることも、また仕事だったりするわけです。

怒りを鎮めるためには、下記の5つの方法があります。

  • 素直に謝る
  • ミスに対しての対策を至急講じる
  • 同じミスを2度しない
  • 反省している態度を取る
  • すぐに立ち直る

この5つを、しっかりと行えば、
相手の怒りは、だいたい7割ぐらいは収まると思います。

そして、この5つの対策さえしておけば、仕事のクオリティも上がるし、
社会人としても成長していくんだと思います。

そう考えると、やっぱり「怒る」「怒られる」というのは、
人を成長させるために必要不可欠なツールなんだと思いますよ。

「怒られる方法」さえ身に付けていけば、
言いたいことが言える会社になりますし、

回りくどいコミュニケーションがなくなりますからね。

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多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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