経営コンサルタントの竹内謙礼の公式ブログ。

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クレーム対応Q&A

こんにちは!
いろはの竹内です!

さて、年末商戦も中盤戦に差し掛かり、
みなさん、さぞかしお忙しいことだと思います。

で、こんな時期、一番私のところに相談ごとが多いのが、
「クレーム処理」

うーん、毎年、この時期での相談事のベスト1は、
クレーム対応ですよね~。

配送ミス、発送ミス、
対応ミス、遅延ミス

頭が痛いことがたくさんあります。
しかも、今年は不景気。
お客様が殺気だっているので、
例年よりクレームは発生しやすい環境になっています。

ということで、
本日は、年末好例の「クレーム処理」についてのお話です。

「クレームは宝の山」は今は昔

私、過去に1冊だけクレーム処理の本を書いています。

「お願いを聞いてもらう方法」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569694322

まぁ、正確には「交渉術」の内容なんですが、
この本の第四章「たった1行で相手を納得させるメール説得術」という項目で、
クレーム対応の方法についてウンチクを述べています。

で、この本に書いていることに加えて、
さらにもう少し、
具体的なクレーム対応方法を書こうと思うんですが・・・。

せっかくなので、Q&A方式にして、
分かりやすくクレーム処理について書いてみたいと思いますね。

Q:「クレームが来たらどのような対応方法がベストか?」

A
基本的には電話での平謝りがベスト。
メール対応は誤解を招きやすい上、お詫び文の作成に時間がかかるので、
対応としてはあまりよくない。クレームに対する1発目のメール返信で、
「お電話でお詫びをしたいから、電話をかけていい時間を教えてくれ」と書けば、
話もスムーズだし、相手もひるんでクレームをよこさなくなる可能性が高い。

Q:「クレーム後のお詫びの商品は送ったほうがいいですか?」

A
相手を見て臨機応変に決めること。
完全に売り手側に落ち度があった場合は、利益の許す範囲で送るべき。
ただし、配送の遅延や客の勘違い、注文ミス程度であれば、
“難クセ”のクレーマーである可能性が高く、
仮にお詫びの品を送って最善の対応をしても、優良な顧客になる可能性は低い。
「ややこしい客になりそうだ」と思ったら、過度なお詫びはしなくても良い。
逆に「優良顧客になりそうだ」「優良顧客になって欲しい」と思った相手なら、
徹底的なサービスをすること。

Q:「返品しろ! 返金しろ!とうるさい客の場合はどうすればいいですか?」

A
まずは「やる」か「やらないか」をしっかり決めること。
返品返金するなら、即効処理して、早い段階での処理を目指す。
逆に返金返品しないのなら、徹底的に払わないための交渉を続けること。
一番最悪なパターンは、時間をかけて交渉した上に、返品返金すること。
これだと人件費もムダだし、商品代金もムダ。
「返品返金もしないで、早くクレーム処理する」というのは、
両方とも条件を潰してしまい、話がコジれるケースが多い。

Q:「お客さんに『弁護士に頼んで訴えてやる!』といわれたら?」

A
ほとんど100%訴えてくることはない。
仮に訴えられても、大きな損害にはならない。
だから、ここで焦って交渉で折れないこと。

Q:「それでも、ややこしいクレームがあった場合は?」

A
放置すること。相手にしないのが一番。
9割は年明けになってクレームのことは忘れている。

とまぁ、いろいろと軽く書きましたが、
基本的には年末のクレームに関しては、
内容よりも「スピード」を重視して処理したほうがいいですね。

年末の忙しい時に、一番困るのが『スタッフの時間が取られること』です。
売上を伸ばす絶好のチャンスですから、
一銭の利益にもならないクレームに時間を費やしているのが、
一番生産効率が悪いと言えます。

まずは「早くクレームを処理すること」を心がけて、
年末を乗り切ってください。

よく「クレームはお店にとって宝です」なんて、
のんきなことを言う人がいますが、
はっきり言って、クレームなんて一銭の生産価値もないんですから、
スピーディに処理するのがベストなんです。
確かにクレームに対して、誠意のある対応をすれば、
それだけお客様はファンになってくれる可能性があるわけですし、
そのクレームを直接処理することで、店舗のサービス発展には繋がります。
「宝」であるという表現は決して間違っていません。

だけど、この言葉を誤解して、
「宝」だからといって、じっくり慎重に時間をかけて対応している人が、
非常に多いのも事実です。重要なのは、そのクレームに対して、
「時間と手間をかけるか?」という判断なんです。

先述したように、
メールというのは相手に誤解を与えやすく、
よほどの文章力がなければ、相手に「誠意」なんか伝わりません。
つまり、高い確率でメールでのクレーム対応は、

トラブルの原因になります。

誠意のこもった「ごめんなさい」も、
平謝りの「ごめんなさい」も、
文章にしてしまえば、ただの「ごめんなさい」ですからね。
この「ごめんなさい」を、
めちゃくちゃ謝っている「ごめんなさい」で表現するのは、
まさに文学賞モノのテクニックになります。

でも、直接の会話の中から生まれる「ごめんなさい」には、
高等なテクニックは必要ありません。

だから、最初からトラブルになると分かっているのであれば、
メールよりも伝達力の高い電話対応にして、
早々にクレームを処理するのがベストと言えます。

それと、もうひとつ。

メールでクレーム対応すると、
どうしても人は「言い訳」をしたくなりますから、
相手に対して不愉快な文章を書いてしまう可能性が高くなります。
だから、直接電話で話した方が、言い訳ができにくい雰囲気になるので、
相手の感情を逆撫でする可能性が低くなりますので、
そういう意味でも、クレームは早々に電話対応に切り替えたほうが
私はいいと思いますよ。

100行のお詫びのメールよりも、
1分の電話でのお詫びのほうが、必ず誠意が伝わりますから。

詳しくはコチラの「交渉術」の本で!
薄いから、おそらく30分ぐらいで読めちゃうかな?
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569694322

編集後記

とってもお恥ずかしい話なんですが・・・。
私、いまさら、「iPod」を買わせて頂きました!

いやー、恥も外聞もなく喜ばせていただきますが、
これ、凄いですね!

学生の頃使っていた、ウォークマンなんか比べ物にならないですよ!
音がめちゃくちゃいいですよ!
バンバン音楽がダウンロードできます!
しかも、タッチパネルで使いやすいのなんの!
さらにポケットに入るこの薄さ!

うっひょー、こりゃ革命ですよ!
と。
喜んでいますが。

今、私はとても大きな問題にぶつかっています!

それは。

「私は音楽を聴かない」という大きな問題でした!

うーん。
クルマでの移動が多いですから、
そもそもイヤホンで音を聴く習慣がないんですよね~。
好きなアーティストも特にいないし。

だから、現在、私の可愛い「iPod」は、
120GBで30,000曲も入るはずなのに、

10曲しか入っていませんっ!

なんか、ドラえもんが近くにいるのに、
ポケットから、どら焼きしか出していないような感じですよね・・・。

かわいそうに、今、僕の「iPod」は、
ちょっと細長いから、背中の痒いところに手が届かない時に、
孫の手代わりで使っています。

背中ぽりぽり♪
これなら、もうちょっとメモリーが低くても良かったかな?

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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