こんにちは!
いろはの竹内です。
先日、中学1年生の娘が、
勉強した世界地理の問題を出してくれと言ってきたので、
「音楽の都と言えば?」
と、質問したところ、元気よく、
「ヤマハ!」
と、答えてくれました。
いいかい?
パパがいいことをひとつ教えてやろう。
「ヤマハ」は国じゃないんだぞ♪
と、正解は「ウィーン」と分かったところで、
今日のメルマガは、「雑用」についてのお話です。
あなたの会社に、“雑用のプロ”はいますか?
“雑用”ができる社員は実は少ない。
自分が起業して、経営者になって最初に思ったのは、
「なんて雑用が多いんだ!」
という仕事の現実でした。
書類に印鑑を押したり、セミナーの日程の調整をしたり、
直接、「仕事」といえる実働は1日のうちの3割ぐらいしかなく、
雑用が7割ぐらいだったことに、とても衝撃を受けました。
ただ、意外にこの状況をすんなり受け入れられたのは、
実は私自身が“雑用”が結構好きな人間だったからなんですね。
こまごました仕事を、抜け目なくやって、
何回も「大丈夫かな?」ってチェックして、
同じミスを二度としないよう心がけて、
それで、命じられた雑用を完璧にやるのが、
自分の仕事のスタイルだったんです。
あの「雑用」の積み上げていく感が、たぶん、
で、イレギュラーな事態が発生しても、
それも織り込み済みで、事前準備なんかしていて、
周りの人が「助かったよ~」
「あー、オレ、雑用のプロになってよかった!」
って、よくわかんない仕事の満足感があったりして、
結構、
そのせいか、よく周りからは、
「不器用だ」「そんなことまでやらなくていい」「神経質」とか、
さんざん言われていましたけど、
おそらく、この雑用の小さな積み重ねの向こう側に、
大きな「成功」があることを、
こういう地味で時間がかかる「雑用」
いいですか?
最近、中小企業の仕事がデキる経営者さんが、
「雑用ができる人材が欲しい」と、
口をそろえて言うようになってきています。
つまり、少ないスタッフで効率よく売上を作るためには、
経営者や、社内の主力戦力スタッフが、
業務に集中できるような環境を整えるほうが、
売上に反映されやすいんですね。
アルバイトの“アシスタント”のレベルではなく、
“雑用のプロ”と呼ばれる、
社員が安心して自分の業務に取り組めるような、
バックアップ体制を作ることさえできれば、
「チーム力」で売上を伸ばすことが可能になります。
しかし、一人のカリスマ営業マン、スーパー社員を採用するのは、
コストもかかるし、リスクも増えるし、
何より、「一人」の優秀社員で会社全体が変わるような、
そんなマンガみたいな話は、
特に、まだ経営者が会社の売上のほとんどを作っているような、
中小零細企業の場合は、優秀な右腕社員を採用するよりも、
もっと自分がアグレッシブに動くための、
“プロの雑用係”のスタッフを採用したほうが、
売上を作る強い組織になりやすいと言えます。
「もっと会社の将来を背負っていくような優秀な社員が欲しい」
多くの人がそう思うかもしれませんが、
実は「雑用」に対して、ちゃんと仕事に取り組めるような、
そういう人間のほうが、おそらく5年後、10年後に、
会社の中心になっていくスタッフに成長していくんだと思いますよ
■そんな会社の“未来”を作るスタッフの採用方法のコツ、
2月5日(火)≪大阪商工会議所≫
「期待の新人を発掘するための30のポイント」
https://www.kinki.cci.or.jp/
編集後記
私が主宰している
会員組織「タケウチ商売繁盛研究会」も、
■「タケウチ商売繁盛研究会」
https://e-iroha.com/kenkyukai/
最初は40社ぐらいでスタートした会員組織でしたが、
今現在は、少しずつ会員を増やして、
おかげさまで約170社ほどの会社や個人事業主に
アドバイスするぐらいまでの大きな団体に成長しました。
私が、コンサルティングする際に心がけていることは、
「モチベーション」と「信頼」の2点です。
とにかく「もっと頑張ろう」「売上を作ろう」と、
モチベーションを上げてもらうことが、指導として先決です。
どんなに素晴らしい販促アイデアを提案しても、
「もっと売上を伸ばそう」という前向きな気持ちがなければ、
絶対に売上を作ることはできません。
そして、さらに「自分のことを信頼してもらう」
「竹内さんについていけば、必ず売上が伸ばせる」
そう思ってもらうためには、
やはりコンサルタントとして「結果」を出すことが、
成長する条件のひとつになります。
その信頼を勝ち取るためのノウハウの引き出しを、
どれだけ多く持っているかが、
コンサルタントの“質”を決めていくと私は思っています。
2013年は、もっともっとたくさんの“本気”で指導する、
多くの企業と出会えれば嬉しく思います。