経営コンサルタントの竹内謙礼の公式ブログ。

  1. 竹内謙礼の公式メルマガ
  2. 244 view

ド田舎の古民家カフェにお客が殺到する理由

こんにちは。いろはの竹内です。

 

先日、長女と妻と私の3人で、千葉県の山奥にある

古民家を改装したパン屋さんに行ってきたんですね。

 

とても小さなお店だったんですが、

可愛らしいアーティスティックな雰囲気で、

やさしそうな店主さんと、先客の若いカップルが、

テーブルに座って、楽しそうに談笑していました。

 

そこに竹内家3人が乗り込んでいったんですが、

私のアメカジっぽい服装が店内の雰囲気に合わず、

オッサンがその中に混じるのも、なんだか申し訳ないと思い、

そそくさとお店から出ることにしたんです。

 

ええ、その場の空気を察して、すぐに行動に移せるのは、

コンサルタントとして培った能力といえますね。

 

その後、買い物を済ませた長女がお店から出てきて、

「どうして先に出てきちゃったの?」

と心配そうに声をかけてくれました。

 

「お店の雰囲気と自分の服装が合わなくてね」

「・・・」

「ほら、若い子ばかりのお店だったし」

「・・・」

「おじさんの俺がいたら、おかしいだろ」

「・・・」

「そこらへんは、ちゃんと空気を読もうと思ってね」

「お父さん・・・」

「なんだ」

 

「自意識過剰じゃね?」

 

ふー。

核心をつくところは、親譲りですね。(口の悪さも)

 

ということで、本日のメルマガは、

「世界観」

というお話をひとつ。

 

募集!【4月11日】福岡でネットショップセミナー
『ネットショップの動画・SNS・LINEの活用法!』
https://qec108.peatix.com/

あなたのお店に、お金を払う理由はありますか?

お客さんにモノを高く買ってもらうために必要なことは、

「世界観」を作り上げることだと思うんですね。

 

「働く女性を応援するレディースブランド」

「地域の活性化に力を注ぐ工務店」

「子供の虫歯『ゼロ』を目指す歯医者さん」

 

このような「世界観」のコンセプトを打ち出したうえで、

 

YouTubeで動画を配信したり、

Instagramで会社の取り組みを紹介したり、

実店舗で体験教室を開催したりして、

 

様々な手法で自分たちの「世界観」を伝えることで、

その考え方に共感する新規顧客を集めて、

企業や商品に愛着を持ってくれる優良顧客を育成し、

高単価の商品を常に買ってくれるビジネスモデルを構築することが

景気に左右されない、盤石な経営を実現することにつながるのです。

 

一方、「世界観」を作ることができない企業は、

これからのインフレ社会において、

生き残ることが難しくなっていくと思います。

 

「世界観」がないということは、

お客さんに伝えたいことが“ない”ということになるので、

商品やサービスの付加価値を理解してもらうことができません。

 

そうなると、価格で比べられるようになるし、

他にコスパの良い商品が出てくると、すぐに浮気されてしまうし、

その商品を買い続ける理由もなくなるので、

リピート客の離脱も増えてしまいます。

 

つまり、商売における「世界観」というのは

お客さんがお金を払う“理由”であり、

高く買う“理由”であり、買い続ける“理由”でもあるので、

この「世界観」を構築することが、息長く続くビジネスには、

どうしても必要なコンテンツになってくるのです。

 

いいですか?

 

今まで「世界観」を構築できるのは、テレビや新聞、雑誌などの、

情報が発信できる限られたメディアだけだったんですね。

 

しかし、SNSや動画の普及によって、小さな会社でも

「世界観」をお客さんに伝えられるようになり、

大手メディアに頼ることなく、

新規客を獲得して、優良顧客を育成することが、

容易にできるようになってしまったんです。

 

自分たちのビジネスの「思い」や「信念」を伝えて、

共感を得て、同じ空間で、売り手側とお客が一緒になって過ごすことで、

「この会社が好き」「このお店が好き」という

感情を掘り起こすことに成功した企業だけが、

このインフレの社会において、高客単価、リピート客の増加の恩恵を、

受けられているのではないかと思います。

 

さてさて。

 

みなさんの会社やお店では、

「世界観」をお客さんに伝えていますか?

 

売れそうな商品を、ただ闇雲に仕入れて、

買ってくれそうなお客に対して、

値引きしたり、セール品として販売したりしても、

そこには「世界観」が何もないので、

お客さんは誰一人、ついてきてくれないと思います。

 

最終的に、SNSと動画の普及によって、

「表現がうまい企業」が勝ち残り、

「表現がヘタな企業」が死んでいくという

残酷な社会構造になってしまったわけですから、

そろそろ本気で自分の会社の「世界観」を構築しなければ、

「ただモノを売っている会社」ということで、

お客からも、社会からも

 

「下」に見られる会社になってしまいますよ。

 

★≪竹内謙礼のYouTube無料動画≫(マニアックです!)
『地域貢献ビジネスで顧客満足度を上げる方法』
https://www.youtube.com/watch?v=w1sLVyuXc24&t=1s

編集後記

古民家めぐりをして改めて感じたことは、

自分たちの「世界観」をSNSや動画で発信して、

多くの人の「憧れ」を作り出して、

「このお店に行ってみたい」という気持ちを抱かせることが

今のビジネスの“集客”には必要なんだということでした。

 

店舗を「憧れ」から「聖地」のような存在に引き上げることで、

交通の便の悪いところに、あえてお店を構えて、

わざわざお客さんに苦労して来てもらい、

高額なこだわりの商品を買ってもらうことが、

今の「売り方」の主流になりつつあると改めて思いました。

 

結局のところ、「世界観=付加価値」になるのですから、

安売りから脱したい企業は、ビジネスモデルをいじくるよりも、

まずは「世界観」をしっかり固めることのほうが、先決だと思いますよ。

 

■≪4月から経営計画に≫2024年の『予測カレンダー』
※130分の音声セミナー付! レジュメ110ページ以上!
https://e-iroha.com/calendar2024/

 

※メルマガの内容は出典とURLを明記していただけ
れば流用、拡散は大歓迎です。

 

※あれ? メルマガが届かなくなったぞ?
もう一度、メールアドレスを登録してみましょう!
https://e-iroha.com/melmaga/mailmagazine2.htm

竹内謙礼の公式メルマガの最近記事

  1. 予測カレンダーの割引販売、本日最終日!

  2. 「安い」と「暑い」は5つに分けて売りなさい。

  3. なぜ、フリーランスは3年で能力が劣化するのか?

  4. 「時給2000円」の会社に勝つ方法

  5. SNSの運用を途中で放り出さない方法

関連記事

楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
竹内謙礼の無料動画セミナー 女子大生の看板サンプルブログ 羽沢横浜国大駅のブログ
経営コンサルトによる記事を検索してご覧頂けます!
アーカイブ
PAGE TOP