こんにちは。いろはの竹内です。
先日、妻が自治会の救護活動の一環として、
心臓マッサージの方法を消防隊員から習得してきたんですね。
「胸を押すときのテンポが大事なのよ」
「ふーん」
「1分間に100回ぐらい押すのよ」
「大変だな」
「でも、そのテンポが『アンパンマンのマーチ』
そう言って、心臓マッサージをするポーズで歌を歌い始めました。
そうだ♪ 嬉しいんだ♪ 生きる喜び♪
たとえ♪ 胸の傷がいたんでもー♪
「・・・ちょっと待て」
「何よ」
「胸が痛いなら、押すのやめとけよ」
「歌詞は関係ないの。テンポが大事だから」
そう言って歌い続ける妻。
何のために生まれて♪ 何をして生きるのか♪
答えられないなんて♪ そんなのは嫌だ♪
・・・心臓マッサージしながら、
「何のために生まれて、何をして生きるのか」
と倒れた人に問いかける妻。
ふざけていると思われるので、
心の中で歌っていて欲しいものです(ハミング推奨♪)
ということで、本日のメルマガは、
「会社の右腕」についてのお話をひとつ。
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右腕論
社長の代わりに事業を回してくれる
いわゆる「右腕」とよばれる社員は、
事業の成長において、必要不可欠な存在だったりするんですね。
「右腕」が社内にいてくれれば、
既存の事業はすべてその人が代わりにやってくれるので、
社長自身は会社の“未来”
新規事業だったり、新しい広告への投資だったり、
人材教育だったり、自分自身のスキルアップだったり、
右腕の社員がいてくれるおかげで、
社長は新たな売上を作ることに集中できるので、
会社は長期的な視野に立った戦略が組みやすくなるのです。
一方、右腕がいない会社は、
社長自身が既存のビジネスを回すことしかできなくなるので、
どうしても目の前の売上に追われることになります。
事業を回すだけの雑用に追われてしまい、
人材教育や新規事業も手掛ける時間もなく、
気が付いたら1日が終わってしまっているような、
そんな「その日暮らし」の商売を繰り返してしまうのも、
実は会社に「右腕」
いいですか?
「右腕」が社内には必要不可欠であることは事実なんですが、
そもそも論で、社長の代わりの仕事ができるような、
優秀なサラリーマンなんて、
なぜならば、そんな有能な人材は、
早々に起業して、経営者になっているからです。
仮に今は経営者でなかったとしても、
いずれスキルを身につけて、会社を辞めて独立していますから、
ずっとそばにいてくれない可能性のほうが高かったりするわけです
つまり、
「幸せの青い鳥」を探すことと同じで、
ただの経営者の幻想でしかないんです。
では、経営者は会社の未来を描くために、どうすればいいのか?
ここで勘違いしてはいけないことは、
そもそも「右腕」が会社に必要というわけではなく、
自分の代わりに仕事をしてくれる人がいれば、
それはそれで結果オーライだったりするわけですね。
たとえば、仕事を仕組化して、誰でもできるような業務にしたり、
人のスキルに依存する仕事は、すべて外注に任せてしまったり、
「社長の代わりの仕事」
必然的に社長個人の時間を作り出すことが可能になって、
右腕の社員がいるのと同じ環境を、
さてさて。
「右腕」という、経営者にとって都合のいい人材は、
鼻っからこの世の中に存在しないということを素直に認めたほうが
人のスキルに依存した経営から脱却することが可能になります。
スキルの高い人材の給与が高騰している今、
中小企業は仕事のできる右腕の社員候補を雇用することよりも、
特別なスキルに依存しないビジネスモデルを構築したほうが、
会社の成長を描きやすくなるのではないかと思います。
結局のところ、「人」を「人」に従わせさせること自体が、
非常に難易度の高い技術だったりするわけですから、
最初から右腕が欲しいなんてわがままは言わず、
右腕がいなくても会社が回る仕組みを作った方が、
組織として未来が描きやすくなるのではないでしょうか。
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編集後記
本当に優秀で、信頼できる右腕の社員が辞めた時は、
社長はガチで冷静さを失って、悪態をつきはじめます。
恫喝したり、騒いだり、無視したり、
その社員が辞めてから悪口を言いふらしたり。
とても器の小さい社長のように思うかもしれませんが、
それだけ大人げない行動に出てしまうということは、
その右腕社員のことを、心の底から信頼していた証拠と言えます。
だから、「俺はこの会社の右腕だ」と自負している社員さんでも、
いざ辞職願いを出すと、社長が笑顔で「ご苦労さん」と言って、
送別会まで開いてくれるような穏やかな関係性では、
右腕としては“まだまだ”と言えるのかもしれません。
一方で、自分が「会社を辞めます」と言った時に、
社長が罵声を浴びせて暴れ回って、
むしろ会社の「右腕」としては、
非常に優秀だったのではないかと思いますよ。
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