こんにちは。いろはの竹内です。
次女が幼稚園に入る前の頃の話です。
あまりにも天真爛漫なかわいらしさに、
娘に向かって「パパの大事な宝物だよ♪」と頭を撫でて、
「お前の大事な宝物はなんだい?」とニコニコしながら尋ねたところ、
間髪入れずに、
「ブドウ」
と答えられたことがありました。
「・・・ブドウ?」
「うん」
「パパより大事なの?」
「うん。宝物だよ」
「・・・」
あの衝撃的な回答から十数年の時が流れ、
先日、お土産で買った4房のシャインマスカットが、
いつのまにか娘二人と母親の3人で等分されて
消滅してしまった状況に出くわして、
20歳になっても、宝物はブレてないことが分かって安心しました(安心するなよ)。
ということで。
本日のメルマガは、「スーパー広報」についてのお話をひとつ。
来年度の『予測カレンダー』を制作しているのですが、
これからの小さな会社は「広報」がキモになってくるのではないでしょうか。
■【2020年予測カレンダー】のCM動画を自作しました!
https://www.youtube.com/watch?v=Cy2L9b9G-zw
美人を広報に置けばいいという時代は終わりました
広報の話ですが、
まずは検索エンジンの傾向から解説をさせて下さい。
最近、検索されるキーワードと
関連性のある「商品名」や「会社名」が、
以前にも増して検索結果に反映されるようになってきています。
例えば、「寝具」というキーワードで検索した場合、
消費者は「寝具」だけでは調べたいサイトに辿り着けないので、
「寝具 西川」
「寝具 Amazon」
というように「寝具」と一緒に企業名やサイト名を検索窓に入力して、
欲しい商品、買いたい商品を調べようとします。
そうなると、Google側は、
「『寝具』というキーワードを入力している人は、
おそらくこういうサイトが見たいんだな」
と過去の検索キーワードのビッグデータから予測して、
関連して調べられている頻度の高い
商品名やサイト名を上位に表示しようとするような動きをするんですね。
だから、Googleで「寝具」のキーワードで調べてみると、
Amazonや楽天が上位に出現して、
ニトリやアイリスオーヤマが上位に出てきて、
有名ブランドの西川布団が検索結果の上位にくるような、
できるだけ、消費者にとって、
「余計なキーワードを入れなくても、あなたの調べたいサイトはこれですよ」
と、提示するような動きをしてくるわけです。
つまり。
SEOの細かいテクニックや知識よりも、
最近はリアルな世界で企業名や商品名がどれだけ認知されていて、
できるだけネットで消費者に調べられていることが、
検索結果の露出と大きく比例する時代になったのです。
いいですか?
そのような背景を考えると、これからの企業にとって
「広報」の役割が、非常に重要になっていくことが考えられます。
ネットで多くの人に検索してもらうために、
メディアでの露出を積極的に行わなければいけないし、
SNSで意図的に自分の取り扱う商品名がバズってくれるような、
情報発信を自ら仕掛けられる
“スーパー広報”が企業の売上を大きく左右していくようになります。
例えば、メディアがネタにしてくれそうなテーマを調査して、
それを商品開発部に持ちかけて、
「こういう商品を作れば、メディアの取材を受けやすくなりますよ」
と提案できるような企画営業とミックスしたスキルが、
これからの広報担当者には求められるようになります。
他にも、Googleの検索エンジンを意識した公式ブログを書いたり、
インスタグラムで情報を拡散してくれそうなイベントを仕掛けたり、
有名ユーチューバーとコラボして動画コンテンツを制作したり、
“攻め”の広報担当者を育てていかなければ、
リアルの世界でもネットの世界でも、
情報が埋もれてしまう時代になってしまったのです。
しかし、残念ながら
今の日本の企業に「広報」を活用して売上を伸ばすという
新しいマーケティングの考え方が存在していないのが現状です。
上司に「プレスリリース出しておいて」と頼まれて、
マスコミに向かってファックスやメールを出して、
その取材対応をするだけが「広報のお仕事」と考えている、
今の時代にマッチングしていない担当者が非常に多いのです。
だからなおさら、これからの「広報」の使い方は、
企業にとって大きなビジネスチャンスがあるのではないかと思います。
さてさて。
みなさんの会社の広報は、マーケティングやネットを意識した、
「攻め」の広報を展開していますか?
個人的には、年商数千万円規模の会社からでも、
本格的に広報の対策に取り組んでいかなければ、
数年後には厳しくなっているのではないかと思っています。
人脈作りやスキルを学ぶのに非常に時間がかかりますので、
今年度ぐらいから本格的に広報の育成プロジェクトを立ち上げて
ガッツリ対応したほうがいいとは思いますよ。
■攻めの広報戦略をマンツーマンで教えます。
【タケウチ商売繁盛研究会】
https://e-iroha.com/kenkyukai/
編集後記
私はもともと雑誌記者であり、
その後は観光施設の広報担当者もやって、
今現在は、新聞や雑誌、Webメディアを執筆している、
いわゆる「取材する立場」の人間だったりします。
そのような経験があるからこそ言えるのですが、
大きな勘違いしている広報担当者というのは、
世の中の企業に本当に多かったりします。
社長の確認をいちいち取らなくては取材対応できない広報担当者。
取材なのに宣伝めいたことを強要してくる広報担当者。
メディアの大きさによって態度を変える広報担当者。
メディアがどういう仕組みで成り立っていて、
記者の心理を推測して、どうすればネット上で情報が拡散されるのか、
その点を深く勉強されている広報担当者に出会うことは、
正直、皆無です。
おそらく、世の中に「広報」というビジネスの定義が確立されておらず、
どうやってノウハウを教えればいいのか、誰も分からないことから、
広報を重要視する企業文化が日本には生まれてこなかったことが、
優秀な広報担当者が育たなかった要因だとは思います。
今までは、広報も企業にとったら盲腸みたいな存在で、
あってもなくてもどっちでもいいという状況でしたが、
これだけ検索エンジンとSNSの様子が様変わりしてしまうと、
広報の使い方が企業の売上を大きく左右していくということは、
経営者自身が理解していかなくてはいけない時代なんだと思いますよ。
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