こんにちは。いろはの竹内です。
先日、長女が大学から帰ってくるなり、
「お父さん、お父さん!」と興奮しながら、
珍しく私に声をかけてきたんですね。
「どうした」
「今日初めて知ったんだけどさ」
「おう」
「野球って9人でやるんだってね!」
それなりに頑張って子育てはしてきたほうなんですが、
いろいろと教え忘れてきたことが多いようです。
「そうだな。9人だな」
「そこで、新たな謎が出てきたんだけどさ」
「なんだよ」
「補欠って、何人までいいの?」
「・・・」
「野球って補欠の人数も決まってんの?」
「・・・」
「9人でやるんだったら、9人補欠が必要だよね?」
私、48年間生きてて、野球の補欠の人数なんて、
これっぽっちも考えたこともありませんでした。
そもそも補欠に人数制限なんてあるんでしょうか?
もしかしたら「ベンチ入り」のメンバーも補欠と考えれば・・・
いやいや、ベンチ入りと補欠は違うだろ。
「ちょっと調べさせてくれ」
と、スマホで「補欠 野球 何人」という謎のキーワードで
30分ほど調べてみたんですが、答えらしきものは一切ナシ。
仕方なく諦めて、長女に結果報告したところ、
「さっきの補欠の件だけどさ」
「は?」
「だから野球の。補欠の人数の件」
「えっ、まだその話してんの?」
「・・・」
「マジうけるんですけど」
どうやら、彼女の中の野球のブームは
とっくのとうに終わってしまったようです。
やれやれ、乙女心は秋の空ですね。(異常気象だよ)
ということで、今回のメルマガでは、
今話題の「軽減税率」の話をひとつ。
2019年の予測カレンダー、
今年も頑張って制作していますので、
発売までもう少しお待ちくださいね!
◆予測がうまい人が商売で必ず勝つ!
12月6日【碧南市】2019年の消費税対策セミナー開催!
http://www.hekinancci.or.jp/resource/uploads/2018/10/syouhidoukou-sakiyomi.pdf
軽減税率の本当の意味
2019年10月1日に導入される消費税増税。
2%上乗せされて10%となるんですが、
ご存じの通り、今回の増税では「軽減税率」が採用されて、
食品は税率が8%で据え置きになるんですね。
で、ここで揉めているのが、外食が10%で、
テイクアウトが8%という、曖昧なルール。
つまり、持ち帰りは“食品”だから8%で、
外食は贅沢な行為だから10%という、
訳のわからないルールを作ってしまったもんだから、
イートインコーナーはどうなるのか、
回転寿司を食べて、持ち帰りの際はどうなるのかとか、
そりゃもう現場は混乱しまくっているわけです。
で、私も2019年の予測カレンダーを作っていることもあって、
この軽減税率については頭を痛めているところであります。
「こんな税制やめちまえよ!」というのが本音であって、
イライラしながら軽減税率の情報を検索していると、
ヤフーニュースでちょっと面白い記事を見つけたんですね。
★なぜ軽減税率は最悪の選択だったのか
https://news.yahoo.co.jp/byline/nakatadaigo/20181104-00102970/
この中田大悟さんのコラムは、
いろいろな消費税の記事の中でも、切り口が非常に面白かったです 。
話をまとめますと・・・。
そもそも、なんでこんな面倒くさい軽減税率を導入したのかという と、
実は理由が2つあるそうなんです。
ひとつは、「増税感が和らぐ」という利点。
毎日購入する食品の消費税が上がらなければ、
消費者は「食品の消費税が上がらなくてよかった!」と思うので、
買い控えをしようとか、節約しようという気持ちが、
和らいでくれたりするんですね。
つまり、目の前のお得感のほうが、人は増税の痛みを感じにくくな るので、
その分、増税後の消費低迷を抑制する効果があるんです。
もうひとつの導入理由は「今後、増税がしやすくなる」という利点 です。
安倍総理は、今後、消費税の増税はしないと名言していますが、
そんな約束守られるわけはなく、少子高齢化の今後の日本の社会を 考えると、
消費税は今後、バンバンと上がっていくことは間違いないんですね 。
でも、消費税を上げるごとに内閣が吹っ飛んだり、
衆議院を解散させたりしていたら切りがありません。
だから、軽減税率が採用された今後は、
「消費税を15%にするけど、食品は8%から5%にしますね」
と、こんな感じの消費税の駆け引きがまかり通るようになると、
消費者は、
「食品の税率が下がるんだったら、ま、いっか」
となって増税を受け入れやすくなるんですね。
つまり、軽減税率はクソ面倒くさくて、
私たち商売をやっている人間にとったら、
そりゃもう即刻廃止して欲しい税制であることは事実なんですが、
・増税後の景気低迷を抑制する。
・今後の増税がやりやすくする。
この2点においては、まったくもって、
そこまでダメな税制ではない一面もあったりするんです。
いいですか?
軽減税率に関しては、
導入後、めちゃくちゃ売り場は混乱すると思います。
しかし、1ヶ月もしないうちに現場は慣れてくると思いますし、
売り手側も「こんな感じでいいかな」と、
適当なさじ加減を見つけて、やんわりと受け入れていくと思います 。
思い返せば、1989年に消費税が初めて導入された際も、
「そんな小銭払うと面倒くせぇ!」
「3%余計にお金をとることにお客さんは納得してもらえるのか! 」
と、さんざん揉めた記憶があります。
ちょうどその頃、私は大学生で
池袋のカラオケ屋さんでアルバイトしていたんですが、
「1円玉を数えるのが面倒くさい!」
「100円のジュースの自動販売機はどうなるだ!」
「10円の駄菓子の消費税はどうなっちゃうんだろう」
と、いろいろ不安がっていた記憶があります。
でも、結果的に、消費税が3%導入された後は、
本当に現場はどーーーってことはなかったんですよね。
むしろ、その当時を考えれば、今のコンビニの、
「Tポイントカードはお持ちですか?」
「年齢確認のボタンを押してください!」
とかのほうが、大変そうだったりしますからね。
こんな感じで、結局、軽減税率も、
僕らの生活にやんわりと馴染んでいくんだと思いますよ。
そもそも、面倒くさいことを受け入れるのは、
我々日本人は非常に得意な方ですから。
さてさて。
みなさんは、2019年の消費税増税に向けて、
対策は立てられていますか?
消費税増税後の販促企画はしっかり考えていますか?
元号が変わる際のビジネスチャンスはご存じですか?
東京オリンピックの1年前にやらなくてはいけないことは分かって いますか?
先のことを考えなければ、いつまで経ってもその日暮らしの、
進歩しない日々を過ごすことになりますよ。
1歩先の未来を考えることが、
ビジネスチャンスを最大限に引き出すことができて、
リスクを最小限に抑えることができる、唯一の方法なんですから。
≪募集≫12月6日【碧南市】
2019年の予測セミナー開催!
http://www.hekinancci.or.jp/resource/uploads/2018/10/syouhidoukou-sakiyomi.pdf
編集後記
毎年、次年度の消費動向と景気を考察する「予測カレンダー」を制 作して、
早いもので今年で12年目を迎えます。
初めて制作したときに、とても大変な思いをして、
もう二度と作りたくないと思ったんですが、
予測をすることで、
ビジネスチャンスをたくさん掴んだクライアントがいて、
予測をすることで、
リスクを回避できたクライアントがたくさんいたので、
そうやって喜んでもらったことが記憶に残って、
ただただ、その思いだけで作り続けているところがあります。
そして、2019年の予測カレンダー作りも、
ようやく折り返し地点に差し掛かったところで、
ここから地獄のようなスパートが始まります!
特に今回は消費税増税と元号改正がありますので、
その点が消費にどういう影響を与えて、
私たちにどのようなビジネスチャンスを与えてくれるのか、
その点も詳しくレポートできればと思っています。
そんなわけで魂込めて作っている予測カレンダーなので、
ぜひぜひ、今年の販売も楽しみにしていてくださいね!
体を壊さない限り、メルマガの読者向けには、
11月26日(月)から予約販売開始となりますので、
あともう少し、お待ちいただければと思います!
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