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  1. 新聞折込チラシ
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③新聞折込チラシの反応率を上げる写真とキャッチコピーの作り方

 新聞折込チラシの中身は「写真」と「キャッチコピー」によって構成されています。ここでは、売れる写真と売れるキャッチコピーについて、詳しく解説したいと思います。

≪もくじ≫
・売れる新聞折込チラシは『写真』で8割決まる
・新聞折込チラシで『絶対に使ってはいけない写真』とは
・売れるキャッチコピーの絶対3大ルール
・売れないチラシがやっている100%売れないキャッチコピーとは
・チラシを見たお客さんの目が「ん?」と留まるキャッチコピー制作法

【売れる新聞折込チラシは『写真』で8割決まる】
 新聞折込チラシは、「見てから買うもの」ということを意識して作るようにしましょう。つまり、写真やイラストで注意を引いて、そこから内容を読んでもらうものなので、文字ばかりの新聞折込チラシは、まず反応率が悪くなります。だから、新聞折込チラシを作るときは、とにかく、お客さんの目に留まるような、大きな写真を載せることを心がけましょう。
 
 そして、一目で、これが何のチラシなのか、すぐに分かるような写真をセレクトしましょう。もし、商品やサービスをたくさん載せたい場合は、何か1点だけ大きく載せて、あとは小さくパラパラと載せるようなイメージで良いと思います。すべての商品を均等にして載せてしまうと、お客さんはどこに目線を持って行っていいのか分からなくなり、やはり反応が悪い新聞折込チラシになってしまいます。

【新聞折込チラシで『絶対に使ってはいけない写真』とは】
 掲載する写真ですが、極力、自分のカメラで撮影するようにしましょう。メーカーからもらう写真や、フリー素材の写真を使われる方がいますが、そのような「どこにでもよくある写真」はお客さんから見て「どこにでもよくある商品」だと思われてしまいます。そのため、フリー素材は極力使わず、自分達で撮影して、オリジナリティの高い写真で、お客さんを惹きつけるような写真を掲載するようにしましょう。

 また、人物の写真を掲載すると、新聞折込チラシのレスポンスが上がる傾向があります。人の顔というのは、それぞれに違いがあり、お客さんの目が留まりやすくなることが要因として考えられます。お客様の写真や店主、スタッフの写真などを掲載することで、売り手側の姿が伝わり、お客さんに安心感と賑わいを見せることができます。また、新聞折込チラシでは、あまり「人の顔」を載せているものが少ないので、目に留まりやすいというのも、この手の人物の写真の入った新聞折込チラシの反応率が高い理由の一つと言えます。

 

 

 

 

 

 

▲左が人物写真なしのチラシ。右が人物写真ありの写真。店長やお客さんの顔写真が入るか入らないかで新聞折込チラシの賑わいとインパクトがまるっきり違う。

 今はカメラの性能もあがり、画像加工ソフトも充実しているので、素人が撮影しても、ほどよく良い写真が撮れる傾向にあります。1枚や2枚撮るだけで止めてしまうのではなく、何十枚も撮影するつもりでシャッターを切ると、必ず良い写真に出会うことができます。特に人物の写真は笑顔が大切なので、たくさん撮影して、ベストショットを選んでもらえればと思います。

 なお、商品撮影のノウハウに関しては、下記のサイトによくまとまっていますので、参考にしてもらえればと思います。

・王様の撮影キット
http://www.netshop-set.com/

【売れるキャッチコピーの絶対3大ルール】
 新聞折込チラシのキャッチコピーや商品説明文作りですが、下記の3つのポイントに気を付けて撮影してもらえればと思います。

①説明文を書かない
 「セールス文章を書け」と言われると、説明文を書いてしまう人が多いです。例えば、お茶を販売する場合も、

「美味しい静岡のお茶です」
「朝摘みの採れたてのお茶です」
「落ち着いた風味のお茶です」

 といった感じで、お茶を「説明」する文章を書いてしまうと、お客さんが「買いたい」「欲しい」という気持ちが湧いてこないために、購入に結びつかなくなってしまいます。キャッチコピーや説明文を書くときは、「説明」するのではなく「欲しい」と思わせる文章を書くように心がけましょう。例えば、先ほどのお茶の事例の場合、

「美味しい静岡のお茶です」
→日本一の富士山の麓で収穫したお茶です。

「朝摘みの採れたてのお茶です」
→朝一番の摘みたてのお茶は、1日に3名のお客様にしかお届けできません。

「落ち着いた風味のお茶です」
→頭や身体が疲れた時に、ふっと心が軽くなるお茶です。

 このように、お客さんへのメリットや限定感を意識してキャッチコピーや説明文を書くことで、お客さんの「欲しい」という気持ちが高まり、注文や問い合わせに繋がりやすくなります。

【売れないチラシがやっている100%売れないキャッチコピーとは】
②差別化した言葉を書く
 新聞折込チラシは、1枚だけ新聞に折り込まれるものではありません。ライバルの業者もいれば、類似商品を扱うお店も新聞折込チラシを挿入してくるので、常に新聞折込チラシは「比べられている」という立場にあるので、“他の商品やサービスとは違うんだよ”というスタンスでキャッチコピーを作り込まなくてはいけません。例えば、エステサロンの場合、

「ゆったりとした上質な時間をお過ごしください」

 というキャッチコピーになってしまうと、多くのエステサロンが内装や雰囲気づくりにこだわっているので、「ゆったりとした上質な時間」というのは、特別にその店のウリになるものではなくなってしまいます。
 ここで重要になってくるのは、そのエステサロンで言いたいことを書くのではなく、他のエステサロンと比べて「何が違うのか」をアピールすることなので、差別化できるキャッチコピーを新聞折込チラシに持ってこなくてはいけません。例えば、

「駅から徒歩1分。会社帰りに立ち寄れるエステサロンです」
「ハーブ園のあるエステサロンです」
「野菜ソムリエが体の中からキレイにするエステサロンです」

 というように、競合他社と差別化されたキャッチコピーを新聞折込チラシに書くことで、記憶に残り、そして足を運びたくなるお店の良さが伝わる新聞折込チラシになるのです。このように、「自分のお店は、他と何が違うのか」というのを探すことが、売れるキャッチこいー作りのコツとなります。

【チラシを見たお客さんの目が「ん?」と留まるキャッチコピー制作法】
③平凡な言葉で書かない
 キャッチコピーや商品説明文を書くことが苦手な人は、言葉の語彙(ごい)が少ない人と言えます。例えば、「美味しい」と言う言葉があった場合、文章を書くことが得意な人は「うまい」「口の中でとろける」「美味」など、いろいろな言葉の表現が頭の中に浮かんで、手際よく文章を書くことができます。しかし、文章を書くことが苦手な人は、この語彙が少ないために「美味しい」と言う言葉以外が思いつかず、結局、平凡な言葉である「美味しい」という言葉を新聞折込チラシに使ってしまい、商品やサービスも平凡なものだと思われてしまって、反応が悪くなってしまいます。
 新聞折込チラシのキャッチコピーや文章を作る場合は、極力、平凡でありきたりな言葉を使うことは止めるようにしましょう。例えば、下記の文章の場合、

「採れたてのプリプリ帆立」
「採れたてのプリプリじゃがいも」

 この2つの文章は帆立もじゃがいもも「採れたてのプリプリ~」というキャッチコピーが使われています。つまり、他の商品でも代替えできてしまう言葉なので、いわゆる「平凡な言葉」とみなされて、販促効果はまったくないキャッチコピーとみなされます。なぜならば、採れたてのプリプリのものであれば、帆立でもじゃがいもでもいいわけですから、特にこの商品を買う理由がなくなってしまうからです。あなたがもし、今日の夕食で悩んでいる主婦だったら、このキャッチコピーを見ても、帆立でもじゃがいもでも、どちらでもいいという気持ちになってしまうと思います。
 そうならないためにも、新聞折込チラシで使うキャッチコピーにおいては、極力、平凡な言葉は使わないようにしましょう。先述した事例で言えば、

「採れたのプリプリ帆立」
→函館で本日水揚げされたジャンボ帆立

「採れたてのプリプリじゃがいも」
→ホクホクと口の中で音がなる新鮮じゃがいも

 このように、常に平凡な言葉を使わないように意識して、「この商品は他では買うことはできない」と言う言葉を使って、売れる新聞折込チラシを制作してもらえればと思います。

 以上のように、写真とキャッチコピーのクオリティを上げれば、さらに新聞折込チラシのレスポンスはよくなっていきます。今まで適当に作っていた新聞折込チラシも、工夫次第ではまだまだ反応率を上げることができるので、ぜひ、新たな売れる新聞折込チラシを作ってもらえればと思います。

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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