こんにちは! いろはの竹内です!
さて、本日、もがき苦しんで書き上げた原稿が、
ようやく! ようやく! ようやく!
1冊の本として完成しました!
「小さな会社こそ、高く売りなさい」(日本経済新聞出版社)
http://www.amazon.co.jp/dp/4532319560
この本は、大きく分けて3つのブロックに分かれています。
1・小さな会社の、値上げしても売れる『商品戦略』
2・小さな会社の、値上げしても客が集る『集客戦略』
3・小さな会社の、値上げしても売れる『販売戦略』
この“商品”と“集客”と“販売”さえ、
うまくノウハウとして抑えることができれば、
消費税が上がっても、原材料が上がっても、人件費が上がっても、
小さな会社は、大きな会社と必ず互角に戦えます!!
そう、この本の帯に描いてあるキャッチコピーの通り、
「値上げをしても、客は逃げません!」
を、本書を通じて、体感してもらえればと思います!
ということで、
今回は、そんな竹内謙礼の新刊の内容について、ちょびっとだけご紹介♪
■本日発売!
「小さな会社こそ、高く売りなさい」
http://www.amazon.co.jp/dp/4532319560
小さな会社が勝てるマーケティング戦略を、満載した本です
なぜ、商品の「値上げ」が難しいのかというと、
「お金」というモノサシで、簡単にその商品の価値が計られてしまうからなんです。
「この商品は、あの商品よりも“高い”」
「この商品は、思ったよりも“安い”」
このように、“高い”“安い”と、
簡単にお金の価値だけで計られてしまう商品は、値上げをしたとたんに、
お客さんに逃げられてしまうんです。
だから、もし、あなたが商品を値上げをしたいのであれば、
この“お金”のモノサシの競争を回避する必要があります。
つまり、お金では計れないもの、お金では解決できないものを、
お客さんの判断基準に放り込めばいいのです。
例えば、「時間」という尺度は、お金では解決できないことが多く、
付加価値としては非常に値上げしやすいコンテンツだったりします。
「スピード仕上げは1万円増し」
「プレミアムコースは、本日中のお届けが可能」
「急ぎの場合は、電話でスタッフが緊急対応します」
このように、「時間」は世の中にあるもので、
唯一「お金」で買うことができませんから、
「お金を払ってでも、買いたい! 欲しい!」という、
“高いお金を払いたい”というお客さんをつかみやすくなるんですね。
この時間軸の付加価値を、応用すれば、みなさんのビジネスでも、
「値上げ」をすることが、十分可能になると思います。
例えば、飲食店であれば、早く出せる最初の一品に、
「超スピードメニュー」を設けて、
価格が少し高い商品を並べてみるのも面白いかもしれません。
また、歯科医院であれば、
出勤前の早朝の限定治療メニューを設けてみるのもいいですし、
ネットショップは、アフターサービスに、
通常1年のメーカー保証のところを、店舗独自で20年保証を設けてみたり、
会社周辺のエリアからの注文ならば、
30分以内で届けることを強調してみたり、
「時間」を軸にしたウリを作ることで、
付加価値を高めて、値上げを敢行したりすることができるようになります。
このように、ただ単に商品を「値上げ」するのではなく、
お金では買えない「付加価値」を特徴にして、
「値上げ」をしてあげると、客が離れるだけではなく、
“客が集る”値上げに繋がっていくんです。
今回の書籍の中でも、小さな会社の「値上げ」の成功事例を、
15事例紹介しているのですが、
その中で、徳島県の「さとの雪食品」という会社の“豆腐”を紹介させてもらっています。
この豆腐は、平均単価が「93.8円」という豆腐の業界で、
「128円」という高単価にも関わらず、2500万丁の大ヒット商品になりました。
その理由は、
「豆腐に切れ込みを入れる」という、非常にシンプルなアイデアがあったからなんです。。
切れ込みを入れることにより、主婦の調理の「時間」の短縮に繋がり、
「鍋に入れるときに、型崩れすることがない」というメリットが生まれて、
普通の豆腐よりも、高く売れることができるようになったのです。
やはり、ここでも「高く」売るためには、
「時間」という付加価値が絡んでいるんですね。
いいですか?
ちゃんと「値上げ」のマーケティングさえしっかり理解していれば、
商品の価格は、まだまだ上げることができます。
「安くしなければ、売れない」
という社会人になってから植えつけられた“常識”を、
ここでもう一度リセットして、
ゼロベースでしっかりとノウハウを組み立てていかなければ、
消費税が上がり、
原材料費が上がり、
人件費が上がり、
世の中の物価が急激に上がった世の中で、
小さい会社は生き残れなくなってしまいます。
この本では、そんな「小さい会社の値上げの方法」について、
全247ページで、ガッチリと解説していますので、
みなさんの“今”の悩みを完全に解決してくれると思いますよ。
“値上げ”が楽しくなる本として、
ぜひ、一読してもらえればと思います。
本日発売!
「小さな会社こそ、高く売りなさい」
http://www.amazon.co.jp/dp/4532319560
編集後記
小さな会社の「マーケティング」について、
今まで真剣に取り組んで研究した人は、世の中にほとんどいませんでした。
なぜならば、研究する側にとって、
小さな会社には「大きな価値」が見出せないからです。
小さい会社は、売れる理由と売れない理由が不安定なので、
そもそも、理論や戦略に落とし込むことが非常に難しかったりします。
また、小さな会社よりも、大きい会社のマーケティングを研究したほうが、
インパクトがありますし、研究テーマとしても価値があると見なされます。
つまり、データも公開されておらず、
売れている理由や売れない理由も分かりにくく、
大きな報酬ももらえないので、
結果的に、小さな会社のマーケティングは、
経済学者も経営コンサルタントも、ほとんど手につけることがありませんでした。
そのため、大きい会社の事例やマーケティングを、
そのまま小さい会社のマーケティングに当てはめて物事を考える人が増えてしまって、
戦略そのものが、チグハグになってしまうケースが多発しました。
結局のところ、サイズ違いの戦略ばかりを実践してしまい、
「うまくいかないかなぁ」とクビをかしげる経営者ばかりになってしまったのです。
11年間、私はどちらかといえば「小さな会社」を専門でコンサルティングしてきました。
そして、そこの経験から学んだことは、
小さな会社には、小さな会社なりの適切なマーケティングノウハウを使わなければ、
いつまで経っても、空回りした販促を繰り返すことになってしまうという現実だったりします。
本書は、そんな小さな会社への“愛”によって生まれた本です。
分かりやすいノウハウと、豊富な成功事例で、
実践に役立つノウハウを満載に載せていますので、
ぜひ、“目からウロコ”のノウハウをがっちり体験してもらえればと思います!
本日発売!
「小さな会社こそ、高く売りなさい」
http://www.amazon.co.jp/dp/4532319560