経営コンサルタントの竹内謙礼の公式ブログ。

  1. C125
  2. 7384 view

C125試乗インプレのブログ

  9月14日にC125が納車されてその日のうちに即100km走りました。ここで簡単な試乗インプレなどを書かせていただければと思います。

 

 

 

 

 まず、C125は写真ではちょっと大柄に見えますが、実際にまたがってみるとかなりこじんまりしています。学生の頃に50ccのカブを3台ほど乗り継いできましたが、大きさはほとんど変わらないか、もしくは小さく感じるぐらいです。

 で、エンジンはキーレスとなります。鍵穴はありません。これが今回のカブの一番のウリといってもいいかもしれません。ポケットにキーを入れたまま右サイドにあるダイヤルをひねるとエンジンがかかります。しかし、これにはちょっと慣れが必要です。またがるとすぐに鍵穴を探してしまいますし「ダイヤルを押してひねる」という行為が今までのバイク乗車になかった行動なので最初の2~3時間はかなり戸惑いました。

 エンジン音のほうはめちゃくちゃ静かです。「あぁ、これはカブだな」と思う瞬間です。非常にビジネスライクな音がします。エンジンそのものはグロムの改良版なので正確には50ccや110ccのカブのエンジン音とは違うと思いますが、かなりおとなしいサウンドであることは間違いありません。

 

 

 

 

 乗り出してみると125ccだけあってかなりトルクフルに走り出します。すぐに2速、3速と入れてあっというまにトップの4速に入ってしまいます。気になる最高速は時速100kmに届くか届かないかという感じだと思います。もちろん法定速度内で走って、なおかつ慣らし運転中なので推測でしか言えませんがエンジンの回転数と出している速度から考えると時速100kmを超えるのはちょっと難しいのかなぁと思っています。

 加速ですがこれははっきり言って遅いです。下取りで出したアドレス110のほうが加速は良かった感じです。ただ、当たり前かもしれませんが110ccのカブよりは速いと思いますし、一般道を走って困るような遅さではありません。追い越し車線に入ってクルマの流れに乗るぐらいのことは余裕でできるので、通勤やツーリングで困ることは絶対にないです。ただ、「125ccのカブだしグロムのエンジン積んでいるから速いかも」という想像は捨てた方がいいでしょう。あくまで「カブの125cc版」と考えた方がいいし、速度を求めるのであれば別のバイクを選択した方がいいと思います。

 乗り心地ですがかなりマイルドです。エンジンの振動はものすごく小さいです。エンジンをちょっとぶん回してみても振動が少なかったことには昔のカブ乗りとしてはちょっと驚きました。あとシートはちょうどいい感じの柔らかさです。今は買ったばかりなので堅い感じではりますが、これは乗っていくうちにいい感じの柔らかさになっていくと思います。車体が軽い分、取り回しも楽だし、そのわりには低重心なバイクなのでハンドリングもしっかりして非常に運転しやすいバイクです。

 ひとつ不満を言うとしたら足回りでしょうか。道路のギャップをちょこちょこ拾う印象なのでサスペンションはなんとかしたほうがいいかもしれません。もちろん、110ccのカブやクロスカブよりも足回りは格段にいいとは思いますが、カブのフラッグシップモデルとしての位置づけを考えれば、もう少しサスペンションを頑張ってもらいたいなぁという印象です。

 燃費ですが、だいたいリッターで50kmぐらいだと思います。バイク屋で給油した量が分からないのでなんとも言えませんが、追加したガソリンの量と走行距離から換算するとだいたいそんな感じだと思います。満タンで3.7リットル入りますから、航続距離は200kmぐらいでしょうか。正直、もう少し走ってくれるといいのですが、いかせんタンクが小さすぎます。次のモデルは多少かっこが悪くなってもいいからもう少しガソリンタンクを大きくして欲しいところです。

 

 

 

 

 まぁ乗った感じはこんな印象です。あと、これは試乗の感想とは関係ありませんが、リアケースの取り付けに悩んでいます。へたにシルエットが良いバイクなのでリアケースをつけてしまうと一気に「普通のカブ」に逆戻りしてしまいます。バイク用品店でいろいろ探してみたのですが、しっくりくるリアケースはありませんでした。しかし、リアケースがないといろいろ不便です。荷物は全部濡れるし、ヘルメットを入れるところはないし、スウェットや予備のウエアなんかも収納するところがありません。「通勤」の用途で考えるとバッグはリュックか肩がけのバッグを使うしかないと思います。それが嫌なら不細工になってもいいからリアケースをつけることです。でも、それだったらわざわざかっこいいC125を買う必要はないし、大きいリアケースが似合うクロスカブを買われることをお勧めします。キャンプやツーリングメインで使うならなおさらです。

 もうひとつの悩みはヘルメットです。C125には半キャップにゴーグルみたいなアンティークなヘルメットのイメージを持っていたんですが、実際に中年オヤジがかぶってみるとなんともマヌケな顔になってしまうんですよね。顔が長くなったみたいで。それでいて中年のくせにイキっている感じがしてあんまり好感が持てる感じがしません。あと、こんな若者向けのヘルメットなんかc125にぶら下げていると簡単に盗まれるんじゃないかという不安も出てきました。今回のバイクはメットインではありませんからヘルメットはむき出しになります。屋外の駐車場にヘルメットをぶら下げて停めるような環境の人は、もう一度、自分の日頃のバイクの使い方を検証してからC125を購入されることをお勧めします。

 いろいろ書きましたがトータルとしては非常に気に入っているバイクです。まだ初日ですが。ひとつひとつのパーツにめちゃくちゃ金がかかっているし、メーター周りもデジタルとアナログが融合したユニークなデザインなので見ていて飽きないです。ちなみに、私の場合、基本的に通勤で使うつもりですがリアケースをつけたくなかったのでトートバッグからリュックに通勤バッグを買い換えました。また駅の駐車場も野ざらしから管理人が常勤している屋内の駐車場に切り替える予定です。それだけ大事に乗りたいと思えるバイクなので、やっぱり所有感の満足度は高い乗り物なんだと思います。

 

 

 

 

 オーバー40万円もするカブを購入した理由は、日常的に乗るバイクが非日常的な乗り物だったら面白いだろうなぁという思いからでした。アドレス110も楽しいバイクだったんですが、どうせ毎日乗るならもっと楽しいバイクに乗りたいなぁと思ってC125に乗り換えました。125ccだからそこそこ速いし、ロータリー式のギアシフトだから革靴も傷まないし、燃費が良くてかっこいいといえば、実は他のバイクの選択肢はあんまりなくてC125に絞られてしまうところがあるんですよね。
 というわけで、あんまり役に立たないかもしれませんが、この試乗記を読んでC125乗りが増えてくれればうれしい限りです。

 

 

 

 

C125に関してはインスタグラムでいろいろ情報をアップしていますので、こちらのほうもフォローしてもらえればうれしいです!

https://www.instagram.com/takeuchikenrei/

【追記】
 C125を購入してから2ヶ月。距離にして300㎞を越えたところで、さらに試乗インプレを追記としていろいろ書き加えたいと思います。
 まず「C125を買って良かった!」と思える点は「デザイン性」です。どこから見てもカッコいいし、可愛らしいし、まだ購入してから2ヶ月ということもあって、乗る前のワクワク感はいまだに健在。これは前に乗っていたアドレス110にはなかった感覚ですね(笑)。日頃乗るバイクでもデザインは大事なんだと改めて思いました。
 あと、エンジンのフィーリングが思いのほかスポーティな点も意外でしたね。最初は「グロムの流用エンジンなんだよなぁ」という純正カブのエンジンの系統ではないことに不満があったんですが、いざ、乗ってみるとそれなりにガンガン走り込めますし、シフトチェンジすると交差点やカーブでもそこそこスポーティに走り込めますから、スクーターよりも楽しく通勤タイムを過ごすことができます。
 もうひとつ気にいっている点は「キーレス」ですね。最初は「バイクにキーレスなんて意味ねぇよ」と思っていたんですが、これは使ってみると“超”がつくほど便利! 停めた後にカギを探さなくても良し、出さなくて良し! しかも、バイクから離れたら「カギはかかりましたよ」という意味で“ピピッ”とアラームがなってハザードがついてくれるので、「カギかけたっけ?」という不安はなくなります。これは、今後、いろいろなバイクに付けて欲しい機能だと思いましたね。

 さて、次に「C125買って『うーん』と残念だったこと」について書きたいと思います。
 まず、高級なバイクだから雑に乗れないという点です。一般的に通勤で使うバイク、特にカブというバイクは商業用なので、泥のついた靴で乗ってもいいし、ちょっとぶつけても気にならないし、泥だらけの林道を走っても、べつになんとも思わないのが「カブ」の良さだったりします。しかし、諸経費込みで40万円オーバーのカブとなると、傷や汚れが気になり、ちょっと神経をピリピリしながら乗らなきゃいけないところがあります。特に駐停車する場所は非常に神経を使います。「誰かにぶつけられたりしないか」と思うと、煩雑なところにはおいそれと停められません。その点、気軽に乗れて割安なクロスカブのほうが良かったのかな、と思うことが度々あります。
 もうひとつ残念なのはリアケースがつけられない点です。今現時点でC125の純正のリアケースは販売されておらず、バイク用品メーカーからも発売はされていません。いろいろインスタで画像検索はしているんですが、つけている人はほとんど加工してリアケースを取り付けをしています。ただ、やっぱり予想はしていましたが、リアケースをつけてしまうと非常にかっこ悪くなります。それだったら110のフツーのカブを購入したほうがいいというぐらいデザイン性が損なわれます。そもそもC125はデザインがウリのバイクなのに、リアケースをつけてデザインを台無しにしてしまうのは本末転倒。私は今後もおそらくリアケースは付けないと思います。ただ、通勤用のバイクでリアケースがつけられないのは致命的です。特に冬用のウエアを着て、どこか室内の建物に入ろうと思った時は、ウエアを収納できるスペースがバイクにないというのは、本当に致命的といってもいいでしょう。通勤でC125の購入を考えている人はその点も考慮したほうがいいかもしれません。
 もうひとつ残念なのは、燃費です。C125のエンジンのベースはグロムなのですが、グロム自身がそんなに燃費が悪いバイクではないので、あまりエンジンを回さなければリッターで50~60㎞ぐらいは走ってくれます。しかし、C125は満タンで3.7リットルしか入らない上に、メーターについているガソリンメーターが残りメモリ1つになると、焦らすように点滅を始めてしまうので、どうしても「給油しなくちゃいけない」という気持ちが焦らせられます。なので、実質、3リットルちょいがC125のガソリン給油量になるので、1回の給油で150㎞ぐらいを走るのがめいいっぱいとなります。
 私は通勤で毎日往復20㎞ぐらい使うので、週5日ほどの乗ったと過程すると2週間に1回は給油しなくてはいけないことになります。これはちょっと燃費を誇るカブにしては不便なのかなぁと思ったりしてしまいます。燃費が良くてもタンクが小さければ意味がありませんからね。まぁデザイン優先でC125は作られたのでタンク容量が小さくなってしまうのは致し方ないことではあるんですが。
 結局、2ヶ月間乗ってみて分かったことは、良くも悪くも乗っているバイクはカブなんだなという点でした。乗り出して40万円超の高級小型バイクではあるんですが、乗ってしまえばやっぱり「カブ」であり、カブでしかないので、たまに「カブに40万円も払って良かったのかな?」と思うことは正直あります。エンジンのフィーリングとしては非常に面白いんですが、街中で乗り回す速度だったらおそらく110㏄のカブと変わりありません。あと、分かる人がみれば分かるんですが、やっぱり形はカブなのでそんなに目立って優越感に浸れるようなバイクではありません。意外に乗っていても誰も注目してくれないことは、計算外のことだったりしました。
 そう考えると、よほど自分自身がC125のデザインに惚れこまない限りは、クロスカブや110のカブで十分なのかなぁと思ったりしています。特に通勤で考えている人は雑に扱ったり、リアケースをつけたりすることも考慮すると、あんまりお勧めできるバイクではありません。趣味性が強く、デザインが気にいって、そこそこインスタ映えするバイクということであれば超おすすめのバイクではありますが、ちょっとかっこいいなぁ程度の生半可な気持ちで購入すると「うーん、こんなはずじゃなかったのに」ということになるのかもしれません。
 というわけで、またしばらく乗ったらインプレを書きたいと思います。

C125に関してはインスタグラムでバンバンC125愛に溢れる写真をアップしているので、よろしかったらご覧くださいね!

https://www.instagram.com/takeuchikenrei/

 

C125の最近記事

  1. C125試乗インプレのブログ

  2. C125を購入しました

関連記事

楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
竹内謙礼の無料動画セミナー 女子大生の看板サンプルブログ 羽沢横浜国大駅のブログ
経営コンサルトによる記事を検索してご覧頂けます!
アーカイブ
PAGE TOP