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  • 「マインドコントロール」は本当に解けるのか?

こんにちは!
いろはの竹内です。

先日、某団体の研修の依頼を受けた時のこと。

どうやらその団体、
過去に経営コンサルタントに痛い目にあっているらしく、

「経営コンサルタントによる研修は禁止」
という、とんでもないお達しが出ているらしいんですね。

だけど、研修担当者は、
どうしても私に講演の依頼をしたいらしく、
いろいろ検討した結果、

「名前を名乗らない」

という、訳の分からない折衷案で、
仕事を引き受けることになりました。

「別に名前ぐらい名乗ってもいいでしょ」って言ったんですが、
私の場合、本も出しているし、検索したら名前も出てきてしまうので、
やっぱり「竹内謙礼」の名前が発覚するのは、マズイらしいんですね。

で、研修当日。
担当者が、私の紹介を始めました。

「えー、この人は、事情があって名前が名乗れません」
「この人に対して、余計な詮索は一切しないでください」
「名刺交換も質問も禁止します」

「では、どうぞ!」

 

 

あの・・・・・・私、「犯罪者」ですか?

と、初の匿名セミナーをやらせて頂いて、
不思議な気分を味あわせていただいた今日この頃。

本日は、「マインドコントロール」についてのお話。

「占い師」じゃなくても、
マインドコントロールってできるってご存知ですか?

経営者よりも社員の方がマインドコントロールしやすい?

知人の会社で、
とてつもなく仕事のできない社員をお一人様、抱えている会社がありまして、
以前からずっと、

「なんで雇っているんだろう?」
と、疑問に思っていたんですね。

正直、家族が人質にでもとられていない限り、
この社員は雇わないだろうっていうぐらい、
メチャクチャな社員さんなんです。

仕事のミスは多いわ、
対人関係はメチャクチャにするわ、
その社員のせいで有能なスタッフはどんどん辞めていくは、
取引先ではクレーム続出だわで、

とにかく、気の毒なぐらい「何もできない」社員なんです。

おそらく、この社員が辞めただけで、
売上は2倍にでもなるんじゃないかってぐらい、
仕事の足を引っ張りまくっている人なんですね。

でも、驚くことに。

そのダメ社員さん、会社で一番の中枢を担っていて、
一番の高給料取りで、
一番の社長の右腕だったりするんです。

なぜだと思います?

実は、「この人、ダメな人です」という言葉が、
社長にはまったく届いていないんです。

以前、私がその経営者に、
「あの社員さんは、仕事がぜんぜんできないのに、なんで雇っているんですか?」と、
素朴な疑問をぶつけたところ、

その社長さん、鳩が豆鉄砲を食らったような顔をして、
「えっ、優秀だよ」
と、腰を抜かすほどの発言をしていました。

そのときは、「なんでこの社長さん、気付かないんだろう?」と、
不思議に思ったんですが、
いろいろ考察していくうちに、なんとなく状況が把握できるようになったんですね。

どうやら、以前は、スタッフも堪忍袋の緒が切れて、
「この人、ダメな人です!」と社長に進言していたのですが、
社長は最初から「コイツは仕事ができるやつ」と、
勝手に思い込んでいるところがあって、

「それはお前が悪い」

と、独断でダメ社員を“贔屓”してしまっていたようなんです。
そうなると、当然、フツーの社員は、

「この社長には、何を言っても無駄だ」

「ダメ社員をいいと思っているから、この社長もバカだ」

という心情になって、
その社員に対してのクレームは一切、言わなくなってしまったようなんです。

で、優秀な社員はとっとと会社を辞めてしまい、
会社の能力が低下していく、地獄のスパイラルに陥ってしまうんです。

つまり、経営者がダメな社員を「できる」と思い込めば思い込むほど、
周囲の人は、どんどん否定的な意見を控えるようになり、
最後は社長の耳には、その発言が届かなくなってしまい、

「この社員は、優秀だとみんな認めている」という、
大きな勘違いをするようになってしまうんですね。

「あらあら、そんな酷い経営者もいるのね」

そう思って、
うひょうひょ言いながら、このメルマガを読んでいる経営者さんは、
特に注意したほうがいいですよ。

もう時効だからお話させてもらいますが、
以前、某企業のコンサルティングをさせてもらったときに、

「竹内くん、この社員、期待のエースだから、ぜひ面倒見てくれたまえ!」

って、一人の社員を紹介されたんですが、
「ぜひ、ご指導よろしくお願いします!」って笑顔で挨拶して、
社長がいなくなって、その社員と二人きりになった途端、

「あ、俺、来月でこの会社辞めますから、あまり本気にならないで下さいね」

なんて、言われたことがありました。

あと、別の会社の例ですが、
そこの社長さんが嬉しそうに、
「うちの会社はチームワークがウリだからさ」と言っていたんですが、

実際に入り込んでみると、
スタッフ同士でこっそり「裏掲示板」みたいなものが立ち上がっていて、
みんなそこで、転職の話をしたり、会社の悪口を言ったりして、
盛り上がっている現状なんかを見てしまうと、

「人を雇う」っていうのは、
本当に難しいんだなぁと実感したりしてしまいます。

いいですか?

「うちの会社は大丈夫だ」
「コイツは仕事ができるやつだ」
「オレは優秀な経営者だ」

というのは、ちょっとした社員側が作った
“マインドコントロール”だったりするんですね。

実際に、冒頭で話した「ダメ社員」さんも、
仕事はメガトン級できない人なんですが、

自分のミスは本当に上手にもみ消すし、
都合のいい情報しか社長には報告しないし、
なにより「自分は仕事ができる」という振る舞いは
人一倍、上手だったりするので、

いわゆる、相手に対して、
「自分が好かれる」という演技をして、信じ込ませることに関しては、
ズバ抜けた能力を持っているんですね。

でも、この演技によって、
経営者がズルズルと信じ込んでしまうと、
誰がなんと言おうと、その社員を「悪い」と思えなくなってしまうし、

周りの意見は耳に入らなくなってしまい、
酷いケースになると、

「その社員がダメなのは、自分の社員教育が悪い」

と、最後は自分自身を攻める発言をしてしまうんです。
ココまで来たら、ほぼ重症です。

完全にマインドコントロールと言ってもいい状態で、
この状況から助け出すのは、ちょっと難しくなりますよね・・・。

さてさて。

テレビで、女性お笑いタレントが、
自称占い師に洗脳されたというニュースを観て、

「何やってんだよ、はははははっ」
と、思っているそこのアナタ!

実はもっと酷いマインドコントロールされているのは、
アナタかもしれませんよ。目を覚ませ!

編集後記

「経営者の仕事」というのは、
私は基本的に『裏切られること』だと思っています。

人を信じて、信頼して、
そして裏切られて、また立ち直って、
また信じて、そして前へ進んでいく。

こんな苦行みたいなことを繰り返して、
強くなっていかなくては、
「人を雇う」という仕事は、勤まらないと思います。

今まで信じてきた人を裏切ることは、
非常に辛いことかもしれませんが、
それをしなければ、自分が裏切られ続けて、
なおかつ周囲の人を不幸にするだけなので、

経営者は辛くても
「現実」を見据える勇気を持たなくてはいけません。

今、そのダメ社員と手を切らなければ、
本当に自分を信頼してくれる大事な人ですら、
あなたの身の回りから、いなくなってしまいますよ。

著者/竹内謙礼

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