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  • ネット通販で買うのは安いもの。実店舗で買うのは高いもの

こんにちは。いろはの竹内です!

先日、久しぶりに実家に帰った時に、
父が「お前は不動産投資をしているか?」と、
偉そうに話しかけてきました。

「してないよ」

「なんでだ?」

「投資、好きじゃないし。勉強している時間ないし」

そう答えたところ、父は「フッ」と勝ち誇った顔をして、
「お前にいいこと教えてやるよ」と、
前のめりで、ゆっくりと語り始めました。

「いいか、よく聞け」

「はぁ」

「お金っていうのはな」

「はぁ」

「使わないと淋しがるもんなんだよ」

「・・・」

はい、名言いただきました。

素晴らしいお言葉ありがとうございます。

しかし、父は過去に会社を1個潰しています。
おまけに、お店も1個潰しています。

だから、のど元まで、

「てめぇ、どの口が言ってんだよ! ゴラァ!」

と、言いかけたんですが、

ぐっとこらえて、

「お前が言うんじゃない」

と、気が緩んで、もっと酷い言葉を浴びせてしまい、
派手に親子喧嘩をする羽目になってしまいました。

やれやれ、私、血筋的には、
絶対にコンサルタントには向いていないはずなんですけどね。

許されるのであれば、
大前研一の息子にでも生まれればよかったですよ(許さねぇよ)

ということで、本日のメルマガは

「小さな会社のネット通販の将来性について考える」という話をひとつ。

うーん、いろいろ考えさせられますよね。

いよいよ来週! 高知に集まれ!
≪販促の計画を立てなければ、年末商戦がズタボロになるぞ!≫
 6月26日 【in高知】
「売上が伸びる販促計画の立て方」
http://www.cciweb.or.jp/kochi/seminar-kenshu/20170626_hansoku.html

ネット通販で共感や感動は得られるのか?

先日、山形県天童市にあるサクランボ農園
「小座間農園」さんに日経MJの取材でお邪魔させていただきました。

美味しいサクランボを生産している農園で、
私も食べさせてもらったんですが、

まーーー、甘くて、果汁があって、ほどよく酸味もあって、
とにかく、めちゃくちゃ美味しいサクランボでした。

で、たまたま大学生の長女もお休みだったので同行したんですが、

彼女はサクランボ狩りをしながら、
スマホでパシャパシャとサクランボや農園の写真を撮って、
さくさくとインスタにアップして、

終わったら、むしゃむしゃとサクランボを食べるという行為を、
ルーチンのように続けていました。

その光景を見て、ふと思いました。

あー、この子たちは「体験」を人に伝えることが大好きなんだな、と。

かくいう私自身もFacebook用にスマホで写真を撮り、
サクランボ狩りをしながら、投稿している状況ですから、世代に関係なく、

“今”の人たちは、“今”体験していることを、“今”人に伝えることが
生活の中に組み込まれているんだと思います。

SNSの普及で、情報の共感や共有がしやすくなったことで、
私たちの生活に、SNS(LINEも含む)は切っても切り離せない存在になりました。

むしろ、依存している人が増えている状況と言えます。

「何か共感が得られることはないか」

「何か共有できる情報はないか」

と、常にSNSを意識して生活しているところがあります。

そして、そういう体験が得られるのであれば、
お金も時間も使いますし、共感が得られた時の感動は、
やっぱりお金には変えられないものがあったりするわけです。

反面、「モノを買う」という行為は、
あまり共感が得られるコンテンツではなくなってきているのかもしれません。

例えば、今回のサクランボも、山形の農園までわざわざ行ったという、
ストーリーと風景があったからこそ、SNSにアップしましたが、

おそらく、同じサクランボでも、スーパーや通販で買った商品だったら、
わざわざSNSにアップはしていなかったと思うんですね。

もちろん、「サクランボ、買っちゃった!」ということで、
SNSにアップして、共感を得たい人もいるかもしれませんが、

やはり、共感を得られる指数(いいね!ボタンの数等)は、
実体験のものに比べたら、購入するだけのコンテンツのほうが
圧倒的に少ないんだと思います。

いいですか?

一昔前までは、ネット通販でモノを買うことが珍しくて、
そちらのほうに消費者の付加価値が集まっているところがありました。

しかし、今はネットでモノを買うのが「当たり前」の時代になったため、
そこには感動やサプライズが存在しておらず、

ほとんど付加価値がない状況になっています。
(一部のオリジナルの商材は別として)

そうなると、コンビニでモノを買うことと、
ネットでモノを買うことに差がなくなったため、

価格競争と広告費競争の熾烈な争いが起きてしまい、
今は、市場が疲弊している状況が続いて
一部の企業を除いて、うま味も何もない市場になっている状況です。

「じゃあ、実店舗のほうが儲かるのかよ!」

と、思われるネットショップ運営者の人もいるかもしれませんが、
正直、実店舗も、相変わらず厳しい状況だとは思います。

しかし、差別化ができなくなり、価格競争が激しくなって、
あらゆる手数料が値上がりする中、

送料が無制限で高くなっていく「ネット通販」というビジネスモデルに、
果たして実店舗以上の将来性があるのかと言えば、

私は自信を持って「イエス」と答える自信がありません。

『実店舗=高いお金を払っていいもの』

『ネット通販=安いモノを買うところ』

という消費の二極化がすすんでいけば、当然、資本力のある大きな会社が有利になるので、

低成長時代の小さな会社の生き残り策は、
少なくとも、ネット通販にはないのかもしれません。

今回の事例のように、サクランボを買うことに価値を見出さず、
サクランボを買いに現地に行くことに価値を見出す人が増えれば、

サクランボをネットで通信販売で売る会社よりも、
サクランボの収穫が現地で体験できる会社のほうが、
もしかしたら、儲かるのかもしれませんよ。

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編集後記

消費者が、モノに対してお金を使うことに興味がなくなると、
効率よくお金儲けができなくなると思うんですね。

「体験消費」「コト消費」というキーワードが盛んに叫ばれていますが、
儲かるか、儲からないかと言えば、
明らかに実体験ビジネスは儲からないコンテンツになるとは思います。

しかし、どうせモノの消費が、安売りや資本力の勝負になるのなら、
そもそも、そこの市場に中小企業が入り込む隙はなく、

モノ消費だろうが、コト消費だろうが、
今後、中小企業はさらなる低成長時代に突入していくんだと思います。

そうなると、だんだん「儲かる」という概念そのものが、
あまり意味のない指標になっていくのかもしれません。

「自分に関わるすべの人を幸せにしたい」

「儲けに関係なく、納得するモノを売りたい」

「商売よりも、社会に貢献することがしたい」

というように、「商売=儲けなくてはいけない」
という絶対的な法則が崩れて「商売=自己実現の場」という考え方にシフトしていけば、
一気にビジネスモデルのあり方そのものが、大きく変わっていく可能性があります。

今以上に労働人口が減っていくと、
働き手を確保するために、儲けを捨てる企業も出てくるかもしれません。

そういう時代になったときに、自分の会社が何を目指して、どうあるべきなのか、
いろいろシミュレーションをしておく必要があるのではないかと思います。

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著者/竹内謙礼

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