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ネットビジネスの「廃業率」は何パーセントか?

さて、先日、知り合いのコンサルタントから、
とっても面白い本を勧められました!

こちら!

起業家のための「手ガネ経営」で勝ち残る法
吉澤大 著
http://item.rakuten.co.jp/book/4120186/

いやー、
最近、会計士さんが起業や経営の本をたくさん執筆していますけど、
その中でもかなり具体的な事例が出た本だと思いますよ。

ハイライトは各業種の「廃業率」

どの商売が一番成功確率が高くて、
どの商売が一番成功確率が低いのか?

それを会計士の立場で分かりやすく
一番勝ち残りやすい商売はなんなのか教えてくれるわけです。

例えば、床屋さんって、どのくらいの廃業率だと思います?
「えー、結構、乱立しているから30%ぐらいじゃないの?」
そう思っちゃいますよね?

でも、数字で表すと6.5%なんですって!

堅実な商売です。ええ。

対して。

インターネットの商売ってどのくらいの廃業率だと思います?
投資が少ないから、結構成功確率が高いと思いきや・・・。

廃業率 51.6%!

う、うわぁ・・・半分は潰れるんだ・・・。

最初から勝負は決まっている

よく、やる気やパワーで、
自分のビジネスモデルを成功させようって起業家がいますが、

それで乗り切れるほど、商売は甘いもんじゃありません。

親のあとを継いで商売を始めた人とか、
その商品やビジネスが好きで始めた人とか、
いろいろな事情で経営者になった人がいるんですが、

ハッキリ言って、そのビジネスモデルのつくり方次第で、
商売の成功は8割~9割決まってしまいます。
(小売の場合は商品で9割ぐらいは決まる)

つまり、最初のスタートダッシュで、あなたの会社の、
「生」か「死」かはだいたい決まってしまうんです。

例えば、すっごい大好きな輸入雑貨があるとして、
それを仕入れて、わざわざ売っているような商売は、
在庫リスクが増えて、仕入れの回転資金が苦しくなるから、
当然、苦境に立たされやすくなります。

逆にドロップシッピングやアフィリエイトのような商売は、
仕入れリスクが少ない反面、
スケールメリットが小さいのと広告費が捻出できないことから、
必然的に儲からないお仕事になります。

あと、最近、若い起業家に多いのが、
「うまい話」に飛びつくケースです。

「全てお任せでネットショップを作ってくれるんだよ」
「商材はプロが選んで、それを売るだけでいいんだよ」
「アフィリエイトで儲かる究極の方法が見つかったんだよ」

ええ、本当にラクして儲かる方法っていうのが、
世の中にはたくさんあると思います。

ですが、残念ながら、「コネなし」「金なし」「人脈なし」で、
お金儲けをした事例っていうのは、

『特殊例』です。

よほど、その人に「運」があったか、それとも「才能」があったかで、
「しっかり高い確率で儲かる」という方法ではありません。

いいですか?

商売っていうのは「確率論」です。
より高い確率の商売を考えて、それが成功する確率を高めるために、
あらゆる戦略を考えて、それを実行に移すのが「商売」なのです。

あなたの商売の廃業率はどのくらいですか?

参入障壁が低くて、運転資金がかかって、
なおかつ在庫リスクが高い商売は潰れやすい会社ですよ。
さらにその商売に広告費が絡んでくるんだから、
ネット通販の小売業なんて、メチャメチャ頭を使わないと、

儲かるわけないんですよ。

絶対にインターネットが一番ラクで、一番儲かる商売だとは思いませんよ。
経営者が話す成功体験談とかコンサルティングっていうのは、
得てしてその人にしか当てはまらない事例が多いんですから。

編集後記

さて、今週末の9月22日!
携帯サイトのセミナー開催が迫ってまいりました!

【残り席数わずか】
携帯サイトの運営が22時間で分かるセミナー!
http://www.e-iroha.com/seminer/blue.html

で、それにともなって、
いろいろ勉強して情報を集めているんですが・・・。

携帯サイトって面白いですよね~。
こんなに面白いんだったら、もっと早くやっているんだったぁ!

例えばですよ。

今年9月からauとグーグルが提携して、
携帯の検索機能が充実するようになりました。
今までワンクリックの「公式サイト」がアクセスでとても有利だったんですが、
この検索機能が充実したことにより、
「非公式サイト」も検索でひっかかりやすくなってきたわけです。

でね。

さらに10月からドコモも検索機能が充実してきます。

しかも驚くことに10サイトの検索機能と提携!
インフォシーク、MSN、ライブドアなどの有力な検索サイトと組んで、
検索機能をメチャメチャ充実させるようにするそうです。

そうなると、シェアの大きい、
ドコモとauが検索重視型の機能を搭載するとどうなるか?

非公式サイトにチャンスがあるだけではなく、

公式サイトが不利になっていきます。

その証拠に、ちょっと面白い数字を掴んだんですが・・・。

ドコモのMOVAユーザーのインターネット利用比率

公式サイト 60%
非公式   40%

ですが、パケット通信が有利なFOMAの場合……。

ドコモのFOMAユーザーのインターネット利用比率

公式サイト 30%
一般サイト 70%

逆転してしまっているわけです。
これで検索エンジンがフル活用されれば、
さらに公式サイトは突き放されます。

なんたって、公式サイトにはリンクも貼れなければ、
掲示板なんかも作ることができませんからね。
いわゆる権利商売で作られたサイトなんて、
面白いわけないですよね。

そー考えると、
そんな遠くない将来、携帯サイト業界っていうのは、

かなり面白くて、かつ恐ろしい現実が待っていると思います。

今回のセミナーでは、
そんな自社のオリジナルサイトの作成から、
近い将来の携帯サイトの未来予想図まで、
ばっちり公開したいと思います!

携帯サイトの運営が2時間で分かるセミナー!
http://www.e-iroha.com/seminer/blue.html

あと数席しか空いていないので、
定員になりましたら締め切りますので、
よろしくお願いしますね。

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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