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  • 薬事法改正について、私はこう思う

こんにちは!
いろはの竹内です!

さてさて。
突然ですが、私、来週の週末に

「ベトナム」に行ってくることになりました!

ええ、クライアントのお仕事で、
ベトナムのベンチャーキャピタルさんと一緒に、
現地のITビジネスの打ち合わせに行ってくるんですが、
まぁ、相変わらずセミナーと執筆の合間を縫っての仕事なんで、
「倒れちゃうよ~」っていうぐらいの地獄スケジュールです。
(徹夜で新聞連載⇒そのまま日本発・早朝帰国⇒空港直で午後セミナー会場)

思えば・・・。

昨年は、アメリカの東海岸から西海岸を回り、
シリコンバレーを中心に多くのIT企業を訪問して、
その後にすぐにシンガポールでe-bayのオークションコンサルティングを受け、
そして今度はベトナム・・・。

なんだか、仕事の幅が広がっているんだが、
あらぬ方向に仕事が進んでいるのか、よく分かりません。

まぁ、世界で指折りの経済成長を遂げる国だと聞いていますので、
自分のお仕事ついでに、
日本のネットビジネスの可能性も視察してこようと思います!

またブログでベトナムのネットビジネスについて、
いろいろ報告させて頂きますね!

ちなみに、アメリカのITビジネスのブログはコチラ!
http://kenrei1.blog50.fc2.com/

はい、というわけで。
今回のネタは話題の「薬事法改正」について。

「俺には関係がない」と思っている人でも、
めちゃくちゃ関係があるって話なんで、
ちょっと長いけど、ぜひ聞いてくださいな。

読めばすぐ分かる、竹内謙礼の、
ド素人でも分かる「薬事法改正」のはじまり、はじまり~。

ちょっと他人ごとではない話

さて、テレビや新聞を見ている人だったら、
なんとなーく知っている話だと思いますが、

6月よりネットで医薬品が買えなくなります!

「そんなの知っているよ」って人も多いですが、
ちょっと理解している人も少ないと思うので、
状況と裏ネタもひっくるめて、いろいろお話させて頂きますね。

えー、まず。

今まで、医薬品とは、
基本的には薬剤師さんが販売しなきゃいけなかったんですが、
ネットでの販売はなんとなく「黙認」で販売できていたんですね。

まぁ、赤信号を無視して渡るのはいけないけど、
みんな、それぞれ状況ってもんがあるから、
交通ルールは守りましょうよって感じで、
グレーゾーンの話で許されてきたんです。

しかし、ここにきて、厚生省の方が、
「やっぱり薬剤師が対面販売して、ちゃんと処方がなきゃダメだよ」
ってことで、ネットでの販売を禁止しようとしたんですね。

でも、ネット運営者側としては、
「じゃあ、薬剤師にちゃんとネットで売らせればいいんでしょ?
メールとか電話でも薬剤師が対応すればいいんだし」
ってことで反論したんですが、そこのところは厚生省も強気に、

「医薬品は対面に加えて、『手渡し』じゃないとダメ!」

って、言い出したんです。

これは痛いところ突かれましたよねぇ~。
いわゆる「通販で売るな!」ってことですね。
野球に例えるのなら

「お前、一塁に走ってもいいけど、バット使うなよ」

みたいなことですからね。

で、これで一番とばっちりを受けるのが、当然ながら「消費者」です。

まず、通販で医薬品が手に入らなくなったら、
離島や過疎地の人はめちゃくちゃ困りますよね!
だって近所に薬局がないんですから。薬の種類も少ないですし。
電話での注文販売もダメなんですから、
クスリは買えなくなるのは痛いですよ。

あと、身体の不自由な人も辛い省令です。
今まで、自宅にいて医薬品が買えたののに、
わざわざ無理して身体を動かさなきゃいけなくなりますよね。

今、元気に生活している人や、
交通の便がいいところに住んでいる人は、

「なんで医薬品がネットで買えなくなるぐらいで大騒ぎしているの?」

って思うかもしれないけど、
自分達の将来を考えれば、実はメチャクチャ深刻な問題でもあるんです。

自分が老後に身体が不自由になった時のことを想像したら、
ぞーっとしますよね。
年金だって目減りするのは確実なんですから、
健康維持には医薬品に頼ることは、
さらに大きくなっていきますからね。

ちなみに。

今回の薬事法の改正で、ネットで買えなくなる「医薬品」っていうのは、

胃腸薬
風邪薬
咳止め剤
漢方便秘薬
虫刺されのムヒ
禁煙補助剤

まぁ、ここらへんがターゲット商品になります。

「あー、そこらへんはリアル店舗で手に入るから安心♪」

って思うかもしれないですが、

痔の薬や妊娠検査薬、水虫薬なんかも買えなくなるから、
「店員さんに言いづらい商品」っていうのも買えなくなると、
一概に「リアル店舗で安心」ってワケにはいかなくなりますよね。

だから、この問題って、思っている以上に『深刻』なんです。

で、さらに!
こっからが「本題」になっていくんですが・・・。

実は見過ごされがちな話なんですが、
今回の「省令」に関しては、国会で審議をせずに、
勝手に省庁で決まってしまった法案なんですね。

「法案」は審議の必要があるかもしれないけど、
「省令」は審議の必要がないですから。

つまり、もっと極端な言い方をすると、
厚生省の官僚さんが、自由気ままに作れる法律なんです。

何が言いたいかっていうと、
あくまで想像と噂話の領域でしかない話なんですが、

「ネットで医薬品を売られたら、リアル店舗の売上が落ちちゃうから、
ネットで医薬品が売れない厳しい法律作ろうぜ!」

みたいなことを言い出している団体とかがあって、
それが厚生省の官僚さんたちにお願いして、
こんな省令をぶちあげた

って可能性も否定できないわけです。

「そんな人聞きの悪いことを言うな!」

って業界関係者は思うかもしれませんが、
昨年の七月、今回の薬事法改正のための厚生省が作った検討会なんですが、
十五人のメンバーは学識者の他、
ドラッグストアの業界団体や消費者団体代表らで、

通販業者は一人も論議に含まれていなかったんです。

もしも、「もっと真剣に医薬品の取り扱いを考えよう!」ってことだったら、
通販業者を混ぜないで、話し合いはしないはずですよねぇ~。

だって通販業者を対象にした省令なんですから(笑)

まぁ、この業界、昔から、そういう気質はありますよね。
サプリメントが売れたら、いきなり「特保商品」で規制をかけたり・・・。
あの時、もうちょっとサプリメント業界が反論できたら、
今回みたいな、強引な制定もなかったかもしれませんけど。

ってことで、通販業者が話し合いに参加していないことは、
「そりゃねぇよ!」ってことで、
今回2月24日に楽天さんとかヤフーさんを混ぜて、
再検討会が開かれました。

でも、省令が公布された後じゃあ、後の祭りですよねぇ~。

さて、話を整理しますが・・・。

薬事法改正案に推進派の、薬害患者団体の方の意見も分かるし、
医薬品を薬剤師に販売させなくてはいけないという事情も分かります。
対面販売も必要だし、処方にはプロの意見も必要ですよね。
さらには、ネットだと販売がずさんになると思うので、
一概に、推進派の言っていることは理不尽ではないんですね。

まぁ、彼らの共同声明文を読んでみたら、言わんとしていることも、
よーーーく分かります。
http://www.nichiyaku.or.jp/contents/kiseikanwa/pdf/kyoudou_seimei.pdf

でも、

だったら、なおのこと、ちゃんと平等に審議して、
うまい妥協案を見出して欲しかったなぁという気はします。
これだと協力した消費者団体がかわいそうだし、
「なんか裏であるんじゃないの?」って思われてもしょうがないですよね。

さてさて。
ここまで読んだ人のほとんどは、

「今回は医薬品を取り扱う人は可愛そうだよねぇ」

って、他人ごとで済ましていると思います。

でも、今回の「薬事法改正」って、実は他人事では済まされない
すっごい恐ろしいことでもあるんですね。

まず、ネットで「医薬品が買えない」というイメージは、
「化粧品」や「健康食品」も買えないという、
よけいなイメージを与えてしまう可能性があります。

だって、さっき私の書いた医薬品の分類説明がなかったら、
ほとんどの人が「何がネットで買えない医薬品なの?」って分からないでしょ?
もしかしたら「ニベアクリーム」も買えないって思っている人も
多いんじゃないですか?(あれ? 本当に買えないか?)

だから、漠然と「ネットでは買えない」ってイメージが浸透したら、
医薬品以外の健康食品や化粧品業界にも、
とっても大きな打撃を与えるんだと思いますよ。

あとあと。

今回、勝手に厚生省が省令を作って縛りを効かせたんですが、
これって、もしかして、他の業界に派生する可能性もありますよね。

ネットで売った食品で食中毒が出たから、
食べ物のネット販売は禁止~!

ブランド物でニセモノが出回るから、
アパレル用品は手渡し~!

ネットショップは倒産するかもしれないから、
100万円を保証金でよこせ~!

なーんて、ワケの分からない法律をたたき出す可能性もある。

僕らが販促で使っている「キャッチコピー」にだって、
とてつもない規制をかけてくる可能性だって、決してゼロではない。

特にインターネットは新しい業界でもあるから、
どうも官僚に対してのパイプが弱いところがあります。

今回だって、想像ですけど、おそらくドラッグストア団体が、
厚生省を抱き込んで、この省令を通したと思うんですが、
もし、楽天やヤフーの厚生省の官僚へのコネクションの方が強かったら、
絶対に省令を施行前に食い止めることはできたと思うんですね。
(再検討会が開かれただけでも、凄いとは思いますが)

でも、それを今回、食い止められなかったということは、
法の規制に対しては、めちゃくちゃ弱い業界の上に、
ネットビジネスは成立しているんだなぁという現実問題です。

「個人情報保護法」みたいな感じで、
競合相手がない省令についてはネット業界のロビー営業は強いけど、
こういう「対業界」の戦いなると、
やっぱり歴史の浅いネット業界は、政治家や官僚へのコネクションが、
まだまだなんだなぁと思いますよ。ええ。

ダラダラと書きましたが・・・。

みなさん、いろいろな意見があると思いますが、
私は、今回の「薬事法改正」に関しては、
とりあえず、署名をしてみようかなぁと思います。

ご存知、楽天さんのこのページ♪
http://event.rakuten.co.jp/medicine/net_signature/

今、離島や過疎地のネット事業に取り組んでいることもあり、
やっぱりナマの消費者の声を聞くと、
なにかアクションは起こしておきたいかなぁと思っています。

あと、いつ、自分の生活の基盤となっている業界が、
こういう形で官僚さんや政治家さんによって、
ガチガチに攻撃されるかわからないですからね~。

「経営コンサルタントは本の宣伝禁止~」

なんて言われたら、
もう竹内、ご飯食べられなくなっちゃいますもん。

まぁ、そんな「一緒にお金を稼ぐ仲間」として、
僕は署名をしたいと思います。

でもね、

こんな長いメルマガを、ここまで読んだ人でも、

「竹内さん、いっくら署名集めても、もう無理っすよ!」

って思っている人もいるでしょ?

でも、いろいろ調べたんですけど、
そーーーーーーーーーでもなさそうなんですね。

確かに署名の数が集まっても、法的拘束力はないし、
署名運動そのものは、なんとなく
「世間へのアピール」ってところが否めないですが、

それでも、
さすがに「100万人の署名」を集められれば、
状況はちょっと変わっていくらしいです。

100万人という数字はインパクトが違いますし、
ここ近年でも、省令を変える署名で、
こんなに数が集まったことはないですからね。
社会や官僚、政治家へのインパクトは変わりますよ。

今現在、ネットで集まっている署名が、60万弱ですから、
そんなに「100万人」というのは、
非現実的な数字ではなさそうです。

あと、こんなに今、日本の景気が悪いのに、
さらに景気が悪くなるような省令を作っていいのかっていう意見も
官僚の内部からは出ているそうです(当たり前だっつーの!)

さらに!

今現在、一番、省令が変わる可能性が高いといわれているのが、

「政権が交代するかもしれない」ということです。

自民党から民主党に変われば、当然のことながら、舛添大臣は交代。
で、官僚の力や意見のバランスもガラっと変わる上、
そういう癒着体質的なところは民主党になって、
大きく変えられる可能性がありますからね。

署名が100万人を越えて、
民主党が政権を取って、
景気が悪いことが続けば・・・。

省令が変わる可能性は、十分ありえます。

今後、官僚に対して、
「へんな省令作ると、こういう結果もあるんだぞ!」
という、ネット業界からの意思表示ができるかもしれませんしね。

それに、このまま言いなりになるのも、
ちょーーーーーーーーーーっと悔しいじゃないですか。

署名のページはコチラ♪
http://event.rakuten.co.jp/medicine/net_signature/

編集後記

今回の楽天さんとヤフーさんの署名運動も、
僕はすぐに100万人突破するんじゃないかなぁと思ったんですが、
ちょっと足踏み状態ですよねー。
(まぁ、ヤフーと楽天の初のコラボがコレっていうのも皮肉ですけども)

たぶん、楽天さんが主導でやっていると、
お客さんやネットショップ運営者から見れば、

「お前ら、自分の利益目的で薬事法改正に反対してんだろ!」

っていう思いが、ちょっと見え隠れしちゃうんですよね。
三木谷社長が前に出れば出るほど、
そんな気がするのは、私だけでしょうか?

例えるのなら、
プロデューサーの秋元康が「女の子の16歳未満のタレント活動禁止~!」
って言っているもんですからねぇ。

そりゃあ、ちょっと違和感を感じちまうよ。

私だったら、全国をまたにかけて、
大きなPR活動をしていきますよね~。
こういうのはネットでいくらアピールしても、
テレビや新聞でそんなに大きく取り扱われにくい。

タレントを巻き込んだり、芸能人を巻き込んだりして、
ちょっとマスメディアを使って大々的にやったほうがいいと思いますよ。

さらに、全国の離島や過疎地を行脚して、
署名集めと一緒に、医薬品がネットで買えないつらさを、
できるだけ多くの人にアピールしていくとか、
ネットでの医薬品の安全性を実演も踏まえて訴えるとか、
ネット業界だからこそ、こういう時は逆張りして、
リアルなイベントで強調したほうが、世間に対してのアピールは強いと思いますよ。

一般の人に訴えるのなら、やっぱりネットから飛び出さないとね。

でもでも。

それとは関係ナシに、客観的にコンサル視点で見て、
今回の楽天さんの署名ページは、非常にクオリティが高くて、
ネットショップをやっている人は、参考になると思いますよ。

私が過去に見てきた楽天のページの中で、
僕は間違いなくこの企画ページ(?)にはNo1をつけますね!

まず、冒頭で、
「ネット署名にご協力下さい!」というキャッチで、
分かりやすく、端的にお客さんのアクションメッセージを伝えていますよね。
あんまり余計な言葉でこねくりまわしていないのがいい。

具体的な「67%」って数字を持ってきて、
リアル感を演出させているサブキャッチも素晴らしい。

余白も丁寧にあけて読みやすいし、
医薬品の紹介も写真付で紹介しているから、
とても臨場感が出てきますよね。
(詰めの甘い人は、こういうところはテキスト文で逃げちゃう)

色使いも無理にへんな原色を突っ込んでいないから、
読んでいても不快感はないですよね・・・。

こいうのは「とっても基本的なこと」なんだけど、
なかなかシンプルで分かりやすいページは、
当事者っていうのは作りづらいものです。

このくらいの「分かりやすい」ページが作れるんだったら、

広告ページも気合入れて、作って欲しいですよね。

あっ、嫌味じゃなくてね♪

で、さらに凄いのが・・・。

この署名ページの、恐ろしいほどの登録の早さ!
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/097efe80.adc2220b.097efe81.9b8ff53c/_RTsign11000150

楽天会員さんであれば、

「あっ」

という間に署名することができます。
たぶん、グーグルの検索スピードより早いかもしれません(笑)

逆にこの登録スピードを体験して、楽天って会社を敵に回すと、
官僚より「怖ぇ~!」と思いましたけどね~。

登録していない人でも、ほどよい記入欄の大きさで、
住所と名前も突っ込みやすいから、書類請求のビジネスをやっている人は、
参考にしてみるといいですよ。

うーん。さすが楽天!

ここまで、徹底的にやるんだったら、いっそのこと

「署名してくれたらポイント10倍」とかやっちゃうかもしれませんね。

やったら、日本中がドン引きだけど。

著者/竹内謙礼

記事をご覧になって下さりありがとうございます、
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