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商売とは、客の「記憶」との戦いである。

こんにちは! いろはの竹内です!

さて、先日、仕事をしていると、
突然、高校を卒業したばかりの長女から
「大変だ!」という電話がかかってきました。

「どうした!」

「第一志望の大学が繰り上げ合格になった!」

「へ?」

「今日、突然、合格通知が届いたんだよ~!」

「それは凄い! おめでとう!」

と、電話で話しながら、手元のパソコンで、
「合格通知 偽物」
と疑って検索していた私は、

父親として失格なのでしょうか?

というわけで、
本日は、そんなおめでたいお話とは関係なく、
「記憶」についてのお話。

そう、商売は「記憶」との戦いなのです。

 

「販促」と「記憶」は同じことである

商売は、お客さんへの「記憶」の刷り込み方法で、勝負が決まります。
例えば、お客さんが「家具」を購入する場合。

日常生活で「家具が欲しい」と意識することは、
1年に数回程度しかありません。

しかし、その年に“数回”のタイミングで、

「家具を買おう!」

とお客さんが思った時に、いかにその人にとって、
第一候補、第二候補のお店として、
記憶にインプットされているかが重要になります。

「○○のネットショップで家具を買おう」
「近所の○○家具でベッドを買おう」

このように購入の動機を紐づけさせたければ、
お客さんの記憶の中に、

自分のお店の商品やサービスを刷り込ませることを、
定期的に行っていかなくてはいないのです。

そして、その“記憶を刷り込ませる”という行為そのものが、
世で言う『販促』の活動になるのです。

いいですか?

何のために、ローカル誌に広告を打つのか?
何のために、Facebookをやるのか?
何のために、販促チラシを撒くのか?
何のために、店頭にPOPを貼らなくてはいけないのか?

これら全ての販促行為は、「買いたい」と思った時に、
お客さんの記憶の最前線で、
スタンバイするためのアクションなのです。

つまり、商売というのは、行きつくところ、

お客さんへの『記憶の上塗り合戦』なんです。

ライバルのお店の記憶が乗っかったとしても、
またさらに記憶をアップデートして上塗りして、

そこで再び忘れられたとしても、また記憶を刷り込むために、
情報発信を繰り返す・・・。

このような、記憶の上塗り合戦を繰り広げていくためには、
お客さんに積極的に情報発信をしなければいけないし、
1年を通して、しっかりと販促企画を展開していかなければいけません。

私はよく、販促のアドバイスをする際に、

「企画は月に2回はやりなさい」

「DMは2ヶ月に1回は出しなさい」

「ブログは週に3回は更新しなさい」

「広告は1回だけで終わらせてはいけません」

これらのことを口酸っぱく言っています。

なぜならば、こうやって定期的に、
自分のお店の情報を刷り込んでいかなければ、

競合他社との『記憶の上塗り合戦』に負けてしまい、
お客さんの記憶の中から抜け落ちていってしまうからです。

だって、考えてもみて下さい。

日常生活で、Amazonや楽天を使っていると、
何か欲しいものがあった時に、
必ず、Amazonや楽天の『記憶』のほうが優先されてしまいます。

テレビコマーシャルでニトリのCMが流れて、
イオンで子供向けのイベントが展開されて、
スマホでは、リスティング広告で常に情報をアップデートされれば、

小さい会社の記憶なんて、あっという間に
お客さんの頭の中から忘れ去れてしまうのです。

消費者というのは、売り手側が思っている以上に、
忘れっぽい環境の中で生活していることを、
もっともっと商売人は自覚していかなくてはいけません。

さてさて。皆さんは、日ごろから、
「記憶の上塗り合戦」に対して、積極的に取り組んでいますか?

記憶の上塗り合戦に勝つためには、
地味な販促の繰り返しが必要になります。

しかし、そのルーチンワークでお客さんの記憶に残す
“必勝パターン”を見つけることさえできれば、

これほど、売上を作ることが簡単で、
これほど面白いことはないと思いますよ。

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編集後記

自営業の場合、ルーチンワークをこなすことが、
非常に難しい環境にあると思います。

会社組織になっていれば、
業務として、強制的にブログを書かせたり、
ニュースレターを書かせたりする環境は整えられています。

つまり、締切りを守る環境が整っているんですね。
しかし、自営業や個人事業主になってしまうと、

仕事をすることも自由だけど、
怠けることも自由なので、

どうしても、追い込みが甘くなってしまうところがあります。

「やりたいこと」ばかりやってしまって、
「やりたくない」ことを回避してしまい、

結果的に、継続して効果を発揮する、
ルーチンワークの業務展開に弱くなってしまうんです。

だから、私が展開している
「タケウチ商売繁盛研究会」の会員さんには、

できるだけ“続けること”を意識して
アドバイスや指導をするように心がけています。

厳しいことも言うし、
褒めることもあるし、

一緒になって問題に対して頭を悩まして、
一心同体で会社を運営していく気持ちになることで、

「継続」という気持ちを強めさせることができれば、
商売は成功したも同然です。

人間は一人で辛いことを乗り越えられるほど、強くはありません。

しかし、誰かのために強くなることができるのが、
人間の強みでもあるのです。

自分の弱さと素直に向かい合うことで、
新たなビジネスチャンスが見えてくると思いますよ。

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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