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  • 牛乳キャップのネックレスが売れない理由

こんにちは!
いろはの竹内です!

さて、先日、小学2年生の娘が、
セコセコと牛乳キャップで何か作ってました。

「何を作っているんだい?」
「うん、牛乳キャップでネックレスを作っているの」
「ふーん、かわいいね」
「でしょ! でしょ! でしょ!」

心がなごむ光景。
美しい父と娘の図。

しかし。
次の娘の一言で事態が急変しました。

「このネックレスをね、今度、売ろうと思うの」

はい、今日のテーマは「親子喧嘩」です(じゃないって!)。

お父さんはこんさるたんと♪

自分の作った牛乳キャップのネックレスを販売すると豪語した娘。
話を聞くと、どうやらクラスでオモチャのお金を使って、
「商売ごっこ」を楽しむ授業があるらしいのです。

だけど、いくら「ごっこ」と言っても、
コンサルタントとしての血がうずいてしまいます。

「この牛乳キャップのネックレスを売るのかい?」
「うん! だからカワイイの作ってるの!」
「……」
「パパ……どうしたの?」
「カワイイのが売れるとは限らないだろ?」

「へ?」

「だから、『カワイイ』のと『売れる』は関係ないだろう。
世の中にはニーズな商品とウオンツな商品っていうのがあって、
基本的にはニーズな商品の方が訴求力が高くて売りやすいんだよ。
カワイイとかキレイとかいう、人の好みによって左右される商材は、
戦略的に売るとしても集客力に左右されてしまうところがあるから、
どうしても客寄せや広告費がかかって不安定な売上になってしまうから……」

「……ヴっ、グブッ、うっ」

「どうした?」

「パパのバカぁーーーーーーーーーーーーーーー!」

あー、やっちまったぁ!

小学校2年生の娘を相手に、
マジメにコンサルティングしちまったよ!
たかが牛乳キャップのネックレスごときに、
大マジ目に語ってどうするんだよぉー!

その後、号泣した娘を泣き止ますのに、
トイザラスでとても大変な買収劇が繰り広げられたのは、
言うまでもありません。

で、

今回のメルマガで何が言いたいのかっていうと、
「売りたいものを売る」っていうのは、
小学生の「商売ごっこ」と同じレベルだってことですよね。

「カワイイから売るんです」
「気にいっているから売るんです」
「好きだから売るんです」

もちろん、その気持ちはとても素晴らしいですが、
「やりたいことをやる」っていうと、
どうしても商売は厳しくなっちゃいます。

僕は基本的には商売をやるんだったら、
そういうことは一切捨てた方がいいと思っています。

「なんで? 経営者だから好きなもん売っていいじゃん」

そんな発想だと、どうしても商売が破綻してしまいます。

だって、だって。

政治家になったからって、好きな法律を作ってもいいんですか?
テレビのプロデューサーになったからって、好きな番組作っていいんですか?

違いますよね?

法律は民のために作らなきゃいけないし、
番組だって、民が面白いと思うものを作らなきゃいけない。

つまり、「民」=「消費者」が商売の基本にあるわけで
商売そのものが自分の好きなことをやるものではなく、
「民」に求められているものを作るのが本質なんですね。
「自分の商売だから好きなことをやっていい」っていうのは、
そもそも考え方が破綻しちゃっているわけです。

よく「経営者になって何がやりたいですか?」っていう
アホな質問をする人がいますが、
これは質問がそもそも間違っていて、

「民が求めることをやる」というのが、商売の本質なんですね。
だから経営者に「やりたいこと」の選択肢なんかないんです。

それを無視して「やりたいことをやる」というのは、
自分のエゴの押し付けであって、
そんなもん、売れなくて当り前なんです。
趣味で適当にやってて欲しいってところはあります。

特に、雑貨、アパレル、食品、ロハス、エコ関連の商品は、
「売りたいこと」よりも
「自分のやりたいこと」を押し通しているケースが多くて、
なかなか商売の本質が見抜けないまま
迷走してしまっている会社が多いのも事実です。

「嫌いなこと」を仕事にしろとは言いませんが、
「好きなこと」を仕事にするのなら、それなりの覚悟はして欲しいです。

あなたの売ろうと思っている商品は、人によっては、

「牛乳キャップのネックレス」と同じかもしれませんからね。

編集後記

先日、ちょっと執筆活動でスランプ気味だった私に、
牛乳キャップ屋の我が娘から、励ましのお手紙をもらいました。

「パパ、これ読んでね♪」

そういってもらった手紙には一言。

「パパはあくじゅんかんにおちいっている」

……悪循環に陥っている?
なんで小学二年生がこんな言葉知ってるんだ?

それよりも、

これは励ましのお手紙じゃないだろ……

著者/竹内謙礼

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