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  • 商品や会社を愛してもらうためには「長い長いストーリー」が必要

こんにちは!
いろはの竹内です!

さて、以前、「小説を書きますね」ということを、
メルマガでご報告させていただいたんですが、
たくさんの方から、

「もうビジネス書を書くのは止めちゃうの?」

という、ご心配のメールを読者のみなさんから頂きました。

ご安心下さい!(安心してねぇって?)
まだまだビジネス書はガッチリと書かせて頂きますよ!
ええ、そんな小説ごときで飯が食えるほど、
私は文章を書くセンスには恵まれておりません!

ただ、コンサルティングをする上で、
別ジャンルの仕事をするっていうことは、
いろいろ勉強になってスキルアップにつながりますよね~。

というこで。

最近、私が文芸書の編集者に
そりゃもう、コテンパンに怒られたネタをひとつ・・・。

そう簡単には感情移入できない

さて、先日、文芸雑誌の編集者に自分の小説の原稿を持っていって、
一番怒られたことが、

「竹内さん、枚数を考えないでストーリー組んでるでしょ?」

最初は編集者が怒っている事情が分からなかったんですが、
どうやら、規定枚数100枚の小説原稿に、
私はむりやり壮大な話を詰め込み過ぎたってことなんですね。

ご存知の方もいるとは思いますが、新人小説の文学賞というのは、
原稿用紙で100枚前後の「短編小説」の部門と、
500枚~1000枚ぐらいの「長編小説」の部門と、
だいたい2通りに分かれるんですね。

で、私は当然のことながら、
筆力が優れている方ではないので、
100枚でギリギリの「短編小説」を書くんですね。

ちなみに、ビジネス書1冊が、だいたい原稿用紙に換算したら、
100枚~150枚ぐらいの文章量です(内容にもよりますが)。
小説の世界では「短編」でも、
ビジネス書の業界では、思いっきり商業ベースに乗ってしまう文章量なんです。

で、私はその100枚の原稿用紙の中に、
えらい壮大なスケールのあらゆる話を、
ガムシャラに突っ込んだわけです。

しかーし!

小説を愛読する人にとったら、100枚では“説明不足”になっちゃうんですね。
主人公に感情移入する前に、シーンが展開していって、
話に自分が入り込む前に、次から次へと状況が変わっていく・・・。

『ドラえもん』に例えるのなら・・・。
のび太とジャイアンの関係が分かる前に、
ドラえもんがいきなり未来の秘密道具で、
ジャイアンをやっつけちゃうっていう状況と同じです。
ストーリーが浅はかだから、

「なんだかジャイアンが可愛そう」

ってことになっちゃう分けです。

その点、今、大ヒットを飛ばしている「東野圭吾」は凄いですよね!
冒頭からずーっと、ずーっと引っ張って、
主人公や登場人物にさんざん感情移入させて・・・。

最後にひっくり返す!

こりゃ、読者はどっぷりハマりますよ!
だって、完全に登場人物に感情を入れ込んでいるんですからね~。

以前、東野圭吾さんのインタビューを雑誌で読んだんですけど、
推理小説のトリックとしては、
東野さんの小説って、そんなに突飛なものはないんですって。
でも、そこのトリックにたどり着くまでの、
主人公のキャラクター設定に、ものすごーーーい時間をかけるらしいんです。
しかも、胃潰瘍になっちゃうぐらいに・・・(すげぇ)

でね。

私が今回、このメルマガで言いたいのは、
それなりに時間をかけてちゃんと表現をしないと、
「商品やお店に対してお客さんは感情移入しない」ということです。

よく、「ブランディング戦略」と言いますが、
ブランディングというのは、お客様の中で、その商品が何より、
「愛される」ことなんですね。

ハンバーガーだったら「マクドナルド」
洋服だったら「ユニクロ」
遊びに行くんだったら「ディズニーランド」

このように、頭の中で発想するのに、
“ナンバーワン”になることが、愛されるための絶対条件なんです。
だって愛されれば、商品を買ってくれるんですから。

でも、このように「一番の存在」になるということは、
それなりに商品や会社に対して、
お客様に愛着を持ってもらわないと始まらないわけです。

で、その愛着を持ってもらうには、
ちゃんと商品やお店のポリシーなんかを、
チラシやホームページ、メルマガやニュースレターで
しっかり伝えなきゃいけないし、
商品の良さや値段の安さなんかを、ずっと言い続けないといけないんですね。

例えるなら、東野圭吾さんの小説の主人公みたいに、、
ちゃんと商品やお店のブランドをしっかり表現して、
お客様に“愛される”ための演出を、
ずーっと、ずーっと長い時間続けないと、お客様は“愛”をもって、
その商品やお店を見てくれないのです。

対して、私の書いた「ダメ小説」の場合。

100枚で全てのことを表現しようとしているから、
ぜんぜん、読者に主人公が愛されない。
100枚の規定枚数なら、その規定枚数なりに、
一人の主人公にずずっーっとフォーカスした、
短い文章でキャラクターを際立たせる“戦略”を立てなきゃダメだったんです。
でも、なーんにも考えないで、

「文章で表現すりゃあ、いいだろう」

と、小手先のテクニックに頼っちゃったから、
結局、読み手にとって感情移入ができない小説になってしまうんです。

ただ、商品の説明をしているだけ。
ただ、当たり前の言葉でお店を表現しているだけ。
ただ、商品を仕入れて、満遍なく商品紹介しているだけ・・・。

これじゃあ、商品も愛せないし、
わざわざ買う動機もないわけです。

いいですか?

私たちのやっている「ビジネス」という世界は、
お客様に感情移入してもらわないと、始まりません。
でも、お客様に愛されるためには、
絶対に「長編小説」で勝負しなくてはいけません。

販促イベントは繰り返し行うこと。
ニュースレターやメールマガジンは途中で止めないこと。
1回や2回のイベントの失敗であきらめないこと。

結局はお店や商品のファンを作るのには
長期間の「継続」で勝負が決まります。

マクドナルドだってユニクロだってディズニーランドだって、
景気が良かろうが悪かろうが、
ずーっと販促イベントを繰り返して、
ずーっと広告費を打ち続けて、
たくさんの失敗をし続けたおかげで、

今があるわけですからね。

その証拠に、私のところには、
日々、いろいろな相談をしてくる人がいますが、

この時期に、クリスマスや年末年始の販促の相談をしてくる人は、
だいたいが、「短編小説」タイプの人たちですよね。
(これから成長していく人たちもたくさんいますが・・・)

反対に、この時期にバレンタインやホワイトデーの相談してくる人、
もしくは、父の日母の日の相談をしてくる人は、
しっかり「長編小説」を書いている人たちです。
先をちゃんと見ながら商売をしていますよね・・・。

ちなみに、私がサラリーマンの販促イベントの担当者だった頃は、
だいたいの販促イベントは、

半年前から動いていましたよ。

ええ、12月には、すでに6月の夏のイベントを企画していました。
で、絶対に1週間前とかに動いた販促企画は、

ほぼ100%の確率で失敗していましたね~。

やっぱり、そんな短期間に、
お客様に愛されるものなんて、作れませんって!

人にお金を出してモノを買わせるっていう現実を、

ナメたらあきまへんよ(なぜか関西弁)。

東野圭吾さんみたいな天才小説家だって、
主人公が読者に愛されるために、胃潰瘍になるぐらい頭を悩ませるんですから。

編集後記

先日、統計学の先生の話をちょろっと知人から聞いたんですが、
確率で「5%」というのは、

「誤差」の世界なんですって。

つまり、間違い。
偶然が偶然と重なって生まれる数字が5%っていう確率であり、
信頼性のある数字とは言えないんですって。

でも、それを考えると、
「モノを売る」って、5%未満の確率ですよね。

販促チラシだって、
楽天の広告だって、
メルマガだって、
キーワード広告だって、
アフィリエイトだって、
SEOだって、
商品を売り場からレジに持っていく確率だって、

みーんな、転換率なんて1~2%ぐらいの戦いで、
常に5%未満の「誤差」の世界で起きていることじゃないですか。

でもね。

だからこそ、小さい仕事を積み重ねて、
そして継続していくことが、「商売」にはとっても大切なんです。
そのキャッチコピーをひとつ変えることが、
0.1%の売上アップの可能性があるんだったら、
それを10倍、いや50倍ぐらいやらないと、
「誤差」の世界から抜け出すことはできませんから。

「そんなの知らなかったよ」という商売のネタを1つやるよりも、
「そんなの知ってるよ」という商売のネタを1年やるほうが、

必ず、絶対に売上に繋がりますよ。

著者/竹内謙礼

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