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自分の会社のメルマガが、スパム扱いされない方法

こんにちは。
いろはの竹内です。

先日、うちの老いた母親から、突然、メールがきました。

「さっき、電話で風邪をひいているようだったけど、大丈夫?」

・・・一瞬、顔が青ざめました。

だって、私は風邪もひいていませんし、
なにより、電話すらしていません!

完全にボケが入ったと思い、
焦って折り返し連絡をしたところ、

「さっき電話したでしょ」

と、言い張る母。
完全に記憶が混乱しているようです。

「俺、電話なんかしてねぇよ!」

「うそ、風邪ひいて、声がガラガラだったじゃない」

「風邪なんかひいてねぇし!」

「ゴホゴホって言ってたわよ」

「言ってねぇよ!」

もう現実と妄想がゴチャゴチャみたいです。
これはかなり深刻な状況かなぁと思ったんですが、
ふと、頭の中にある推測がよぎりました。

「ねぇ、その電話、ちゃんと名前言った?」

「・・・名前? 息子だから言うわけないじゃない」

「そもそも、その電話、何の用件だった?」

「『大事な話があるから、お父さん出せ』って」

「それ……オレオレ詐欺だよ」

いやー、怖いですねぇ~。
本当に、そういう電話ってあるんですね。

だけど、最初に「オレオレ詐欺」と思う前に、
自分の母親がボケちゃったと思ったことに、
ちょっと申し訳ない気持ちになってしまいました。
でも、これがこの詐欺の、恐ろしいところなんでしょうね・・・。

その後、再び父親が帰ってくるタイミングで、
オレオレ詐欺屋さんから電話があったそうなんですが、
母親は、

「ふふふ、あなたがやろうとしていることは、全てお見通しよ。えへへへっ」

と不気味な声で笑ったら、すぐに相手は電話を切ってしまったそうです。
その後、母から得意げに

「2回に分けて電話をしてきた時点で、甘いな」

と、わけのわからない考察をしているぐらいですから、
まだまだ、当分、元気なんでしょうね・・・。

ということで、師走のクソ忙しいときに、
少し前にお話した、「メルマガ配信スタンド」の件で、
1ヶ月経って、ちょっと面白い結果が出始めたので、報告させて頂きますね。

なぜ、メルマガがお客さんに届かないのか?

さて、以前、お話したと思いますが、
私、1ヶ月前ぐらいに、メルマガ配信スタンドを、
「配配メール」というものに切り替えました。

■配配メール
http://www.haihaimail.jp/?ta=168

で、ぶっちゃけた話をさせて頂きますが、
新しいスタンドに切り替える前までは、
今、みなさんに読んでもらっているメールマガジンの読者数は、

「1万200件」ぐらいあったんですね。

コンサルタントになって、本を26冊書いてきて、
全国で年間100回ぐらいセミナーやって、
たくさんの人と名刺交換をして、
コツコツとアドレスを集めてきて、

なんとか、8年がかかりで1万件を越えたわけです。

ちなみに、このアドレス数は、
プレゼント企画やアフィリエイトは、一切、行っていません。

私の書籍を読んでくれた読者か、
ナチュラルに「メルマガを読みたい」と思って登録してくれた人か、
どちらにせよ、強制的に無理やり読ましているのではなく

消費者の意思によって、自らアドレスを登録した、
非常に優良な顧客リストになるわけです。

で、そんな中、
新しく「配配メール」というメルマガ配信スタンドに切り替えたんですが、
このスタンドの機能として、

「存在していない未着アドレスを抽出する」

という、ちょっと便利なシステムが搭載されているんです。

つまり、すでに使用されていないアドレスや、アドレスの入力ミス等、
まったく配信しても意味のないアドレスを、
抽出してくれる仕組みがあるんですね。

「自分から登録したメルマガだから、未着アドレスなんてそんなにないでしょ」

と思って、配信後に、未着アドレスをチェックしてみたら、
なんと、無駄打ちのメルマガが

「1057件」もあったんです!

つまり、送っても送っても意味のない、一生読まれることのない
無意味なアドレスを、1割近くも大事に持っていたんです!

さらに、フィルターにかかっているアドレスや、
受信拒否なんかのアドレスも「配配メール」は調べることができるので、
一通りチェックしてみたところ、下記のデータを抽出することができたんですね。

配信数 10200件
====================

宛先が存在しないアドレス     1057

原因不明の一時的エラー      325

送信先メールボックスの容量不足   45

 受信拒否(迷惑メール設定など)  32

原因を特定できないエラー     167

====================

うっひょーーー!

つまり、1万200件中、1626件が「未着」のアドレスになっていたんです。
約16%のアドレスが「意味のないアドレス」だったという現実に、
正直、腰を抜かしました。

で、さらに驚いたことに、
メルマガ配信後に「配配メール」から、

「宛先が存在しないアドレスは、10%未満にして下さい」

という通知が飛んできました。

「そんなのオレの勝手だろ!」と思って、担当者に事情を聞いてみると、

どうやら自分が配信しているメルマガの、
10%以上が“未着”のアドレスだった場合は、

サーバー側が「スパムのメルマガを配信しているスタンドだ」と認識してしまい、
自動的に、そのサーバーから飛んでくるアドレスを、
受信側が拒否してしまうケースがあるらしいんです!

つまり、未着のメールアドレスをしっかり削除しないと、
そこのサーバーから配信されるメルマガの全てが、
「スパム」と認定されて、お客さんに届かなくなってしまうということらしいんです。

自分がどんなにメールアドレスの管理に気を使っていても、
そのサーバーを経由してメルマガを配信している別の会社が、
ガンガンにスパムメールを流していると、

自分のメルマガも同類に見られて、スパム対象になってしまうんですね。

というわけで。

私、思い切って、1057件の未着アドレスを、

全て削除してしまいました。

ええ、もったいないですけど、仕方ありません。
だって出していても、相手に届かないんですから。

で、クリーニングしたアドレスで、
改めてメルマガを配信したところ、

なんと! 次のようなデータが出てきました。

====================

宛先が存在しないアドレス     8

原因不明の一時的エラー      10

送信先メールボックスの容量不足   4

 受信拒否(迷惑メール設定など)  1

原因を特定できないエラー     4

====================

すごいですねぇーーーー!

「宛先が存在しないアドレス」を削っただけで、
「原因不明のエラー」や「受信拒否」「原因特定ができないエラー」が、

全て減少しました!

つまり、意味不明な未着アドレスを削除するだけで、
メルマガの到着率というのが、メチャクチャ向上したんですね!
計算してみたら、トータルで550件の人にメルマガが届くようになったんです。

しかも、このクリーニングしたアドレスでメルマガを配信した直後に、
「メルマガが久しぶり届いた人、連絡ちょうだい!」って一文を、
メルマガのトップに入れたところ、

「久しぶりに届きました!」

「あれ? 震災後にメルマガの配信やめていたんじゃないですか?」

「自分で配信解除したもんだと思っていました」

と言うメールが、続々と読者の方から届くようになりました。
本当に、みんなの手元にメルマガが届いていなかったんですね・・・。

せっかく自分から登録してくれたメルマガで、
読む気マンマンなお客さんだったのに……これはとんでもない機会損失です。

この結果には、正直驚きました。

たぶん今回の私のような「自分から登録した」というメルマガで、
だいたい16%ぐらいの「未着」があるんですから、
一般的なショッピングモールのお店やネットショップの場合は、
もっとこの比率が大きくなるのは確実ですよね。

一説によると、だいたい「自社サイト」のネットショップで、
30%ぐらいが「未着」という所在不明のアドレスになるらしいですから、

おそらく、プレゼントでかき集めたショッピングモールのアドレスなんて、
50~70%は、宛先不明で存在しないアドレスの可能性がありますよね・・・。

しかも、そんな半分以上が「未着」で飛ばされる意味不明のメルマガなんて、
サーバー側が「こいつ、スパムのメルマガ飛ばしているな」と判断しても、
おかしくないですよね。

これじゃあ、自分のメルマガが自動的に「迷惑フォルダー」に放り込まれても、
文句は言えないですよ。

さてさて、そろそろ結論ですが。

「読まれるメルマガ」を書くために、
キャッチコピーを変えたり、商品を変えたりして、
みなさん、いろいろ頭を抱えていると思いますが、

そんなことよりも、まずは、
「メルマガが確実に相手に届くスタンド」に、
早々に切り替えることが最低条件となります。

自分がどんなに気を使っていても、
そのサーバーを利用しているどこかの会社が、
ガンガンに未着のメルマガを配信していたら、

自分のメルマガまでがスパム扱いされるわけですから、
とっとと、そんな質の悪いメルマガスタンドからは、
撤退したほうがいいんですね。

今の時代、「メルマガを読んでくれる」というお客さんだけでも、
大変貴重な時代です。

おそらく、メルマガをマジメに読んでくれる
1人当たりの顧客獲得コストだけでも、

3000円~1万円ぐらいの価値はあると思います。

そして、おそらく、プレゼント企画の減退や、
個人情報保護が厳しくなる観点から考えると、
この「メルマガを読んでくれる」というお客さんの顧客獲得コストは、
数年後に、とんでもないコストになることは間違いありません。

今の現時点でも、100人の人にメルマガが届かなくなるだけで、
数十万円から数百万円の機会損失になるんですから、
こんなに企業にとってバカバカしいことはありませんよね。

「配配メール」は、利用する際に審査基準があり、
よく分からない会社のよくわからないメルマガは
利用する前にはじいてくれるので、

まず、メルマガがスパム扱いされることはありません。

また、サーバーを分散して活用しているから、
スパム扱いされるリスクも分散されていますし、
僕も最初は「そんなのでメルマガが相手に届くの?」と思っていたのですが、

結構、配信する前に細かいセッティングを要するので、
そのことで、「お客さんに届きやすいメルマガ」に調整されることは、
実際に体験することができました。

(っていうか、メルマガスタンドのセッティングって大事なんですね……知りませんでした)

自社サイトでメルマガを配信している人は、
お試し期間で、ぜひ一度、メルマガを配信してみることをオススメします。

自分のメルマガが、どれだけ無駄が多くて、
どれだけの機会損失をしていたのか、すぐに気付くと思いますよ。

担当者のスタッフもメチャクチャ親切ですから、
いろいろ相談にも乗ってくれますし、
初心者の人でも、気軽にいろいろ聞いてみてくださいね!

■配配メール
http://www.haihaimail.jp/?ta=168

編集後記

今年も、多くの人にカレンダーを購入していただきました!
本当にありがとうございました!

今回のカレンダーのレジュメは、
「2012年以降の世界経済が、どうなっていくか?」
という、グローバルな話を導入部分でさせてもらっています。

やはり、経済の先行きが不安定な状態だと、
商売をする際に、気持ちが前向きにはなりませんからね。

経済アナリスト関係者から情報も収集して、
世界経済が上向く根拠について、
いろいろ面白い「法則」を見つけることが出来ましたので、

そちらのほうは、カレンダーの付属のCDセミナーで、
バッチリ聴いてもらえればと思います!

お届けは、12月14日前後となりますので、
来週の頭ぐらいからは、配送開始となります。

配送前には、ちゃんと「配送しますよメール」が届きますので、
もうしばらくお待ちくださいね!

 

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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