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2017/01/12
  • 「ゆとり世代」を劇的に変える方法

こんにちは! いろはの竹内です!

さて、正月に実家に帰ったときのこと。
今年、高校受験をする甥っ子が、私に話しかけてきました。

「おじさん、相談があるんだけど」

「なんだ」

「実は、僕、テストでケアレスミスが多くてさ」

「なるほど」

「ケアレスミスをなくす本とか、あるかな」

そう言われたので、早速、Amazonでケアレスミスをなくす本を購入。

で、自宅に届けてあげたところ、
甥っ子はパラパラを本をめくって、困惑した表情を浮かべました。

「おじさん」

「なんだ」

「この本、確かにケアレスミスをなくす本だけどさ」

「うん」

「大学受験用だよ」

「・・・」

やれやれ、新年早々、やばい空気が二人の間に流れましたね。
なんたって、ケアレスミスの本を買ってあげた私が、
ケアレスミスをしているんですから。

もはや説得力はゼロですよ、ええ。

ということで、甥っ子には、
「手のひらに“ケアレスミス”って10回書けば治るよ♪」

と、適当なことを言って逃げてきましたが、
今回のメルマガは逃げることがまったくできない、

人材教育についてのお話。
皆さんの会社に「ゆとり世代」っていますか?
その対処法について、お話をひとつ。

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本当に“ゆとり世代”は仕事ができないのか?

ご存じの通り、“ゆとり世代”とは、
1987年以降に生まれた人たちのことを意味します。

週休二日制が導入されて、
円周率を「3」で計算したり、

通知表が相対評価から絶対評価になり、
教育方針がいろいろ変わったことに影響を受けた人たちが、
今、20代のほとんどを占めている状況なんですね。

で、彼らは、あまり人と競争する教育を受けてこなかったので、
「結果」で評価されることを嫌がる若者だと言われています。

だから、怒ったり注意したりすると、すぐにふて腐れて拗ねてしまって、
会社を休んだり、こなくなったりしてしまうそうなんです。

また、ゆとり世代は、物心ついたときには身近にパソコンがあり、
高校生の頃にはスマホがあったりしたので、
困ったら、すぐに検索して調べるという習慣が身についています。

だから、情報を与えたら「考える」という行為が身についていないから
「自分の考えを言ってください」と言うと、
すぐに言葉に窮したりしてしまうと言われています。

他にも、ゆとり世代は、世間ではこんな評価をされています。

  • 根拠のない自信がある
  • 「してもらって当たり前」だと思っている
  • すぐ挫折する
  • 他人や環境のせいにする
  • 会話がはずまない
  • ひとつひとつ説明しないと次の行動がとれない

こんな厳しい評価を受けてしまっているので、
40代以上の団塊ジュニアの世代の人たちからは、

「だから“ゆとり世代はダメなんだ”」

と、言われてしまっているのです。
でも、ですよ。

本当に、ゆとり世代の人たちは、今の40代や50代の人たちに比べて、
仕事がまったくできないのでしょうか?

よーく、よーく、冷静に考えて、
自分が若い20代の頃を思い出して下さい。

上司に怒られて、拗ねたことなんてよくありませんでしたか?
20代の頃に、自分の意見を上司の前で言えましたか?

大学出たばかりで、妙な自信だけがありませんでしたか?
自分が仕事でミスすると、人のせいにしていませんでしたか?
年上の人と会話なんかはずみましたか?

こうやって20代の若かりし頃の自分に照らし合わせてみると、
決して今の“ゆとり世代”がダメだなんてことは、
絶対にないと思うんですね。

つまり、今の40代や50代の団塊ジュニア世代の人たちも、
実は振りかえれば、若いころは“ゆとり”だったんです。

では、なぜ、このような
“ゆとり世代はダメだ”という風潮になってしまうのでしょうか?

ひとつは、今の40代以上の団塊ジュニア世代に、
“生存者バイアス”がかかっているということが考えられます。

自分自身は「厳しい社会を生き抜いてきた」という自負があるかもしれませんが、
実際には、周囲の人たちが会社を辞めていったり、リストラされていなくなったりしただけで、

気が付いたら“たまたま生き残っていただけ”であって、
それが正しい考え方や、仕事のやり方で生き残ってきたこととは、限らないんですね。

つまり、

「俺の若いころは・・・」
と、ついつい口走ってしまうのは、

その“生存者バイアス”がかかっているから、
過去の自分が仕事のできなかった時代のことを、
自分が優秀だったという記憶に塗りかえてしまい、

美化したり、懐かしんでしまうから、
このような発言に繋がってしまうんです。

加えて、ゆとり世代を取り囲む
“環境”の影響も大きいと思います。

今の40代以上の団塊ジュニア世代は、
今よりも景気が良かったから、たくさんの人が企業に雇用されました。

そして、その景気に押し出される形で、出世もしていきました。

しかし、その後、景気が悪くなったことと人口の減少の影響で、
今現時点での30代の雇用は、ずいぶんと控えられました。

そして、再び景気が少し回復してきたこともあり、
“ゆとり世代”で雇用を復活させることにしました。

その結果

会社には役職がついた40代以上の上司と、
景気が悪くてなかなか役職がつかない
30代と20代がごちゃごちゃと増えてしまい、

「20代の直属の上司が、いきなり50代」
という、世代間のギャップの激しい組織構造を生んでしまったんです。

昔は、5歳刻みぐらいで役職が付いたピラミッド型の年齢バランスが、
これだけ極端に崩れてしまえば、
そりゃあ、意見の食い違いも出るというものです。

そして、今の時代は、モノが売れないもんだから、
カッコよく仕事ができる上司を間近で見ることができなくなってしまい、
20代のひとたちは、上司を尊敬しなくなり、話もしたくなくなりました。

おまけに先行きが不透明だから、
部下に何を教えていいのか、上司が分からない時代です。

「分からないことがあったら、俺に聞け!」
と言いながらも、まともに答えが出せないし、

昔と違って、ネットやSNSなんかで、
世の中の構造が、複雑になってしまっているから、
上司自身も、

「そうは言っても、聞かれたら困る」

という感じで逃げ回ってしまい、余計に今の若い子たちが
さらに上司に距離を置いてしまっているんだと思います。

このように、実は“ゆとり世代はダメだ”と評価している
40代、50代の団塊ジュニア世代の人たちのほうが、

今の仕事に“ゆとり”がないから、
すべてを“ゆとり世代”のせいにしているだけなんです。

いいですか?

そもそも冷静に考えてみてください。

生物学上、人間が20年とか30年という短いスパンで、
いきなり性格や本質を、極端に変えてしまうことはないんです。

怠ける奴は怠けるし、
仕事はできる奴は仕事をしっかりする。

これは、おそらく人類が地上に誕生した100万年ぐらい前から、
そんなに大きく変わってはいないんだと思います。

そして、昔の遺跡や文献からも、

「最近の若い奴らは、困ったもんだ」

というニュアンスの言葉が常に語られていることからも分かる通り、

いつの時代も、中高年の若者批判というのは、
永遠に続けられているものなんです。

だから、これからは“ゆとり世代”という
都合のいいフィルターはなくして、人材教育にあたるようにしましょう。

今の40代、50代のひとたちは、
しっかりと20代の部下のみなさんと真正面から向かい合い、
積極的に、会話をすることを心がけましょう。

全ては、コミュニケーション不足から起こった、
昔からよくある、対人関係問題でしかありません。

たくさん話しをて、たくさん理解して、お互いのことが分かり合えれば、
彼らが30代になった頃に、今よりももっともっと、
会社の中で戦力になって、働いてくれると思います。

自分たちが30代になって、ようやく仕事ができる手ごたえを感じたように、
彼らも30代になれば、大きく仕事に対するスタンスを変えてくるはずです。

そして、売上が伸びないからと言って“即戦力”という言葉を使って、
彼らにプレッシャーをかけるのはもうやめましょう。

即戦力にしたければ、上司である自分自身が、もっともっと身を粉にして、
部下の教育に携わっていかなければいけません。

“人を育てる”ということが、昔よりも格段に難しくなっているのは、
景気が良かった時代に、部下を育てなくても売上を伸ばすことができて、
人に教わった経験のない40代が増えてしまったことも一因にあるのです。

だから、もう一度、原点に戻って、

「人を育てるのは大変だ!」

ということを肝に銘じて、若い人たちを育てていってもらえればと思います。

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編集後記

もうひとつ、ゆとり世代の問題行動がクローズアップされてしまうのは、
昔よりも大学のレベルが落ちてしまったことも、要因として考えられます。

今はほとんどの人が大学に行ける時代です。
そのため、本来は「大学にはいけない」という人までが、
大学を卒業して、新卒の肩書を手に入れてしまうために、

問題行動を起こしてしまう人が、
クローズアップされやすくなってしまいました。

分かりやすく言えば、昔は10人のうち1人が問題行動を起こしていたのが、
今は、10人のうち3人が問題行動を起こしてしまうために、
「ゆとり世代はダメだ」とレッテルが貼られやすくなっているだと思います。

加えて、人材不足が加速したことで、
中小企業で、そのような“ダメな人材”を引きやすくなってしまい、

さらに中小企業で人を育てた経験が少ない社員が上司になってしまうために、
ゆとり世代問題は、さらに複雑化しているんだと思います。

そう考えると、あれもこれもすべて“ゆとり世代”でひとくくりにして、
問題視するのも、ちょっとかわいそうかなぁと思ってしまいます。

いつの時代も、若い人たちを育てるのは大変なんですから、
もう少し、長い目で見てあげてもいいのかもしれませんね。

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著者/竹内謙礼

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